Turkish Pottery, 2016

Turkish Pottery, 2016

2012/03/11

2012年3月11日













あの日から、今日で1年。
この節目に、東日本大震災で亡くなった方々のご冥福を心よりお祈りいたします。

朝目覚めて、仕事をして、ご飯を食べて、友達と遊んで。
そんなあたりまえが、尊いことだと教えられました。
同時に、音楽やラジオが、
災害が起きたとき、人々の心に寄り添うことができることも学びました。

「被災地」って、どこでしょうか。
津波が襲った場所、建物が倒壊した場所だけが被災地ではないと思います。震災後、今までのように仕事が出来なくなった人や、元の生活を取り戻していながら心のどこかに悲しみを抱えている人が日本全国にいるのだから。生きていくというのは、時に、とても大変なこと。
だからこそ、最後のひとりが笑顔になるまで、
痛みも希望も、みんなで分け合っていかなければならないと思う。

今日、駅前では子どもたちが募金箱を両腕で抱えて、大きな声を張り上げていました。
ささやかな協力をしながら、自分に大きなことはできないけど、忘れないでいよう、遠くの誰かを応援し続けよう、生かされた命をちゃんと使い切ろうと、小さな決意。

季節は廻っても、時は果たして進んでいるのだろうか。
大切な人を失った方の上に、明日からも光がありますように。

2012/03/09

Dear Juliet...























This is what I watched tonight.
友達に薦められてみたんだけど・・・まどかちゃんー観てよかったよ~!!

映画『ジュリエットからの手紙』。

あの「ロミオとジュリエット」のジュリエットには、世界中の恋に悩む女性から手紙が届くそうです。その手紙に1通1通返事を書いているのは「ジュリエットの秘書」と名乗る女性たち。ハネムーンでジュリエットの家を訪れたソフィは、偶然見つけた50年前の手紙を見つけ、返事を書くことになりました。数日後、なんとその手紙を書いたおばあさんが現れ、一緒に「ロミオ」探しをすることになりました・・・

というお話。

愛を信じる女性は美しい。いくつ年を重ねても。
あんな素敵な恋、私もしたい!って思いました。

"I am madly, deeply, truly, passionately in love with you"

最高にsweetな愛の告白!!!!
世の中のすべての恋に悩める女性に観てほしい作品です。

You should check this; http://www.juliet-movie.jp/

2012/03/01

東京事変






















「新宿は豪雨~」の群青日和で始まった東京事変。
「林檎ちゃんが久しぶりにバンドサウンドだー!!!!」と大喜びし、ギターを掻き鳴らす姿に夢中になったのは大学1年生の時でした。
2012年2月29日 閏日、大雪の日に解散というのは、やっぱり事変らしいなと思う。
もちろん終わってしまうのはさびしいんだけど、「アルバム3枚出したら解散」って言ってたから、こんなにもたくさんの音を鳴らしてくれたことに「ありがとう!」って言いたい。

66万枚の応募が殺到したという日本武道館のチケットは、残念ながらget出来ず。なので、映画館でのパブリックビューイングに行ってきました!
こういう風にライブを見るのは初めてだったけど、とてもよかったです!
ライブビデオ並みのカメラワークで、林檎ちゃんのうるんだ目や、師匠のしたたる汗、伊澤さんの指の動きまで大画面で見られるというのは、会場にいては体験できないこと。スクリーンを通してだけど集まったファンのみんなも拍手を送って、十分参加している感を味わえました。
齋藤ネコさん(セーラー服)率いるオーケストラも登場して、壮大だった!!

印象的だったのは、やっぱり林檎ちゃんの表情。
きれいだったし、とても晴れやかだった。きっと、もう次の何かを見据えていて、事変とは違った形でまた私たちを驚かせてくれるのだと思う。
林檎ちゃんが素敵だと思うのは絶対後戻りしないところ。たまにライブで昔の曲をやったりするけど、たとえば「丸の内サディスティック」にしても、「無罪モラトリアム」のアレンジではやらない。ちゃんと事変のテイストで出してくる。
第一次東京事変のときの「透明人間」もそう。最初はヒイズミさんのキラキラしたピアノが前面に出るようなアレンジだったけど、第二次になって「Adult」に収録された時には浮雲さんのギターが引き立つように作り直されている。
その時に見ておかないと、もう一生見られないというのが、私が林檎ちゃんを追いかけ続けている理由のひとつなんだと思う。

















今朝も朝7時から「東京コレクション」を聴いて、昨日の余韻を楽しんでいます。
昨日の解散ライブ。Last songが「透明人間」だったのがうれしかったな。
「またあなたに会えるのを楽しみにしてさよなら」
 CDで聴いても泣きそうになる。

最高の夢を、ありがとう。

2012/02/27

第30回赤メガネの会
















週末、読書会「赤メガネの会」がありました☆
2010年に3人でスタートしたこの会も、第30回を数えました。
ということは、課題図書だけで30冊読んだことになるんだなぁ。
集まる人たちの数もどんどん増えています。初めはラジオ関係の人だけだったのが、友達や元同僚、英語学校のクラスメイト、偶然サマソニで意気投合した人(!)などなど、人脈が人脈を呼び、これまた面白い感じになってきています!
今日集まったのは写真の7人。そして、5の倍数の回に開催される飲み会には、あとから2人が参加。私は最年少の部類に入るのですが、仕事&人生の先輩たちに本以外にもいろんなアドバイスをもらってとても感謝しています。

さて。今回の課題図書は、
シュリーマン著『古代への情熱―シュリーマン自伝』新潮文庫。

当時はおとぎ話だと言われていたトロイアの都が実在すると信じ、発掘に人生をかけたシュリーマンの生涯について書かれた本です。自伝と言っても、ほかの人が書いた部分もあります。
私的には★☆☆って感じですかね。
貧しいながら信念を貫き通したシュリーマンが成功者になった、という話で、特に文章にひねりとかはないのです。ただ、考古学の知識があればきっともっと楽しめると思われる1冊。なにせ私、高校の世界史で、「~トゥス」や「~ヌス」っていう名前が全然覚えられなくて、テストで20点とか取っていたくらいで。アレルギー・・・??(苦笑)
よくぞ大学に、しかも国際学部に、入学したものです。

他の人たちも「う~ん・・・」という反応。ただし!シュリーマンが3週間で1言語、生涯で十数か国語を操ったというところには、引っ掛かる人多数。「意味が分からなくても、とにかく原文を読め!」という学習法は、今回自由図書で挙がった本の中で、茂木健一郎さんも同じようなことを言っていたそうで。そして、言語マニアのなおやくんが、古代ギリシャ語とラテン語とアラビア語の入門書を持参したこともあり、話が盛り上がりました。
シュリーマン、また違った角度から見てみたい人物ではありました。



そしてこれが、私の自由図書。読んだのは今年の芥川賞受賞作:円城塔『道化師の蝶』。
前衛と呼ばれる彼の作品。確かに安倍公房テイストだ!好き!!
でも、話が多面サイコロのようにコロコロ転がっていき、結局なんだったんだろう?というところに落とされる。前衛というか、シュールというか、アーティスティックというか。もう、文脈を追いかけること自体が蛇足なのかもしれません。回っているサイコロを目で追いかけているうち、自分も一緒に回って円城酔い。それが結構心地いい。
彼が自身の作品をリアリズムだと言っているのは、サルバドール・ダリが「僕の目には、時計がゆがんで見えるんです」と言っているようなものだと思うが、ともかく好きです。
違う作品も読みたいです!酔いが覚めたらね。

ちなみに「もらっといてやる」でおなじみ、田中慎弥さんの『共喰い』はまだ読んでいない。
読んだ人曰く「喰われるから気を付けて」。
これは是非、心が強く踏ん張れるときに。

2012/01/15

Jan 15

去年の1月15日の夜は、ひとりでカタール行きの飛行機に乗っていたなぁと思い出す。
滑走路で手を振るグラウンドスタッフに私も手を降って、飛行機の窓から見える東京の夜景がどんどん離れていった。
それから1年間で撮りだめた写真を見返すと、1年ってこんなに長かったっけと思う。
あのときの飛行機に乗っていた私が、1年後の1月15日、山梨のホテルの部屋で明日番組だから早く寝なきゃと時計を気にしてるなんて、想像もつかなかったから。
そもそも2年前の私も、カタール行きの飛行機に乗っていることは予想もしていなかったはず。
1年後の私は、1月15日の夜いったい何をしているんだろう?
少なくとも、今の私を驚かせるようなことをしていてほしい。そのための1年を、またこの瞬間から始めようと思う。

2012/01/10

浦町のセブン前

年末年始は、ちょっとだけ地元に帰りました。
短いながらもほとんど毎日友達と遊んで、楽しい年越しでした☆





















まず12/30は、ゆかいな友達とスノボへ。
一応、歯科衛生士(左)と、自動車整備士(右)です。
  

















この冬、初すべり☆
応援もかねて、福島のたかつえスキー場へ。
雪が降ってて寒かったけど、おかげでフカフカのゲレンデで滑れました。


















年越しは地元の居酒屋さんで同級生飲み。成人式ぶり?もしかしたら卒業式ぶり??の同級生とも再会し、お互いちゃんと大人になったことを確認(笑)私たちは公立の小・中学校なんだけど、学区の関係でメンバーが9年間同じなので、人生のほぼ1/3を一緒に過ごした仲。気楽です♪
カウントダウン乾杯して、ひとしきり騒いだあと、 その足で神社に初詣。「小吉」でした。るみは、浅草寺の「凶」からまさかのカムバックで「大吉」。よかったね(涙)



神社で偶然会った人もいたので、改めて乾杯!
ここは通称「浦町のセブン」と言って、私たちにとっては思い出の場所。町のちょうど真ん中で、公民館の隣にあるこのセブン前は、子供の頃友達と遊ぶときに待ち合わせをしたり、お祭りの夜なんかは行けば誰かいる、巡回の先生もいる、いわゆる「たむろ」する場所だったのです。あの頃はお酒じゃなくてジュースかアイスだったけど、みんな変わってなくてしみじみ・・・。
記念写真を撮って、すぐさまセブンでみんなの分をプリントアウト。写真は手帳に挟んでいるので、眺めては懐かしんでいます。
また一つ、いい思い出が出来ました☆

Bottom Line


2012年、今年もよろしくお願いします!

今年の抱負を書いておかないと。
抱負。というか、稲葉智美2012年のキーワードは

"Bottom Line" です。

年末、戸塚の善了寺で行われたキャンドルナイト&トークショーで辻先生が「そろそろbottom lineに立ち返らなきゃいけないんじゃないか」と言っていました。本当に、今年は自分にとってもそういう年かもしれないなと思い、掲げてみます。

Bottom Lineとは、自分を維持するための最低限度、もしくは本質のこと。
自分と言っても、生物的にも、社会的にも、文化的にも、それぞれ。
命をつなぐために必要なもの、水、空気、食べ物。
それから、家族、友達、生きがい、住まい。

震災があって、社会の中でも本当に必要なものと、そうでもないものが見えてきた気がする。抱えているものが多すぎると本質が見えなくなる。大きすぎるものは管理できないこともわかった。だから、迷ったらこのキーワードに立ち返って、自分にとって本当に大切なものや、大切な人をちゃんと、大切にできるようになろうと思う。

2010年は「流される」。2011年は「時間」。2012年は「Bottom Line」。
ささやかながらも、進化しています。