Turkish Pottery, 2016

Turkish Pottery, 2016

2014/12/25

ベストライブ2014

今年は79組のライブを観ることが出来ました。
とても選びきれませんが、その場でしか味わうことのできないライブという観点で・・・

●2014年ベストライブ10 ●
2/8 The Lumineers @ SHIBUYA AX
4/5 Bob Dylan @ Zepp Diver City Tokyo

4/11 Burt Bacharach @ Billboard Live Tokyo
5/27 Cool Wise Man & Eddie “Tan Tan” Thornton @ 渋谷クワトロ
7/21 T字路s @ 青物横丁 庄や
7/27 Asgeir @ Fuji Rock Festival
8/16 Robert Plant and the Sensational Spece Sifters @ Summer Sonic
9/22 Sam Lee @ 山羊にきく?
10/8 Skinny Lister @ 渋谷クワトロ
10/26 Jerry Douglas @ Peter Barakan’s Live Magic



2014/12/17

大豆収穫!


















大豆を収穫しました。
大豆ヌーボー2014年ビンテージの出来は「粒が大きく風味豊か」としましょう。
この品種は、少し緑がかった色で、劣性でまれに紫色の模様が入っているのが特徴です。
















収穫して乾燥させた大豆は、こういう状態です。
パリパリになった鞘を上から棒でたたいて、豆を落とします。
















今年発明したのが、この「コロコロ装置」。
傾斜をつけた滑り台にゴミが混じった大豆をころがすことで、豆は下に。
虫食いの豆や混じったゴミは途中で止まるという画期的な装置なのです。
大豆は手間がかからない作物ですが、冬の寒い時期にやる脱穀作業が大変。地面にこぼれた豆も一粒残らず拾い集めている私は「節分に豆をまくなんて、とても出来ない」と思うのです。

大豆作りは今年で3年目。だんだん脱穀の手際もよくなり、手ですくっただけで大豆の良し悪しが分かるようになりました。

そもそも私が野菜作りを始めたきっかけは、2011年に起こった震災でした。
ライフライン、衣食住、仕事、生き方、いろいろな「あたりまえ」が揺らぎ、2012年が始まった時「Bottom Line」を考える年にしようと決めました。食べることの見直しで、思いついたのが畑だったのです。
その年の春から、東京で暮らしつつも、時間を見つけて茨城の畑に通う日々が始まりました。

3年経って何かが大きく変わったわけではないけれど、自給するのは心地がいいし、大豆作りや味噌作りを手伝いにくる友達との時間は楽しい。それから、帰るたびに家族の顔が見られることも、続いている理由かもしれません。
1泊2日で帰ることが多いので、おばあちゃんには「来たと思ったら、もうお帰りだ」とさびしそうな顔をされてしまう。「またすぐ来るから」といった手前、やっぱり帰らないわけにはいかないのです。

2014/12/07

BGM選曲





































新宿伊勢丹のBGMを選曲しました。

音楽監修をされているPeter Barakanさんの「仲間たち」ということでお声掛けいただきました。ありがとうございます。
この季節独特のあたたかさや、澄んだ冬の空気を感じられるセレクトになっています。
クリスマスショッピングにお出かけの際はお立ち寄りください。
自然派コスメの他、ビオワインや本もあるので、ギフト探しにも楽しいフロアです。

【場所】伊勢丹 新宿店本館 地下2階 ビューティー・アポセカリー
【期間】本日12/7~1/5まで
http://isetan.mistore.jp/store/shinjuku/floor/main_b2f/apothecary/index.html

2014/12/05

東京蚤の市






























「なにかいいもの」を探しに、東京蚤の市へ。
こんなに大規模なイベントなんですね。






















イギリスOld Hallのポットを手に入れました。
50年代のデザインなんですって。
レストランやカフェで使われていたテーブルウエアは、シンプルで頑丈なのが良い。
ガラスのコーヒーサーバーを割ってしまい、しばらく気に入るものを探していました。
頼もしいステンレス製。二重丸。

http://tokyonominoichi.com/

2014/10/31

Oasisを結成






















Oasis展にて。
私にとってのOasisは、ロック座標軸の「0」です。
ロック体験の始まりであり、原点です。

2014/10/21

赤メガネの会 合宿


















いつも東京の夜の片隅で開催されている読書会「赤メガネの会」。
このたび合宿が開催されました。
泊りがけで、とことん本を読み、とことん本について語る行事です。
今回の合宿地は、多くの文豪が愛した湯河原。


















湯河原にちなんだ小説ということで、課題図書は夏目漱石『明暗』(新潮文庫)が選ばれました。病によって未完となった漱石最後の作品です。
旅先との期待して読み始めたものの、湯河原が出てくるまでが長い。その上、大どんでん返しが起こりそうな予感を残して終わってしまうので「タイトルの明暗は何を意味しているのか?」「再会した2人の結末は?」「一番共感を覚えたのは誰?」と話が盛り上がりました。

夏目漱石は『門』以来2回目の課題図書。
展開を急ぐ読者をよそに、短いセリフ1つに至るまでの心情描写は恐ろしいほど徹底的。嫁と義妹の「ああ言えばこう言う」が繰り返されるシーンは、主人公の津田より前に私が逃げ出したい気持ちになりましたが、それでも最後まで読まされてしまうのだからすごい。
個人的には、湯河原でこのあとひと悶着あると思っているので、漱石が取り掛かっていたのはかなりの大作だったのではと予想します。この続編を何人かの作家が書いているので、それも読まなくては。
非常に重厚で、手に取るたびに試されているような気がする。今回もなんとか読み切りましたが、漱石を充分味わえる読書力を身につけたい。


















タイムテーブルには、同じ空間にいながら各々読書にはげむ「読書タイム」があります。いつもの読書会にはない合宿ならではの時間。沈黙に響くページをめくる音、本を読んでいるメンバーの横顔が見られるのがとても好きです。






















宿を出たあとは、湯河原にちなんだ俳句が楽しめる文学スポットを散策し、読書の秋を満喫して帰ってきました。
今は、松山で読み切れなかった『坊っちゃん』に取り組んでいるところです。

2014/10/08

ミヒャエル・エンデ『モモ』

















待つんなら、いくらでもできるもの
―ミヒャエル・エンデ『モモ』岩波少年文庫

大学生の時に図書館で借りて初めて読んで「エンデの言うとおりだ!」と大興奮し、これからも必要な本だからと思い、本屋さんで買って本棚に置いてありました。
今回、読書会「赤メガネの会」の課題図書でやっと再読。

節約した時間はどこに行ったのか。
無駄を省くことによって失っている豊かさがあるのではないか。
「うんうん、そうだよね」と読み進めましたが、当時と同じ興奮を味わうことができなかった自分に、ちょっとショックを受けました。
もしかしたら、エンデの警告をしっかり守れる大人になれたからかもしれません。
でもひょっとすると、エンデの警告を受け止められない大人になってしまったのかもしれません。
今の自分を映す鏡のような作品なのか。どうなんだろう。また時間をおいて自分を映してみたい。本棚には何冊か定期的に読み返したい本がありますが、今回の再読により『モモ』はその1冊になりました。


時間をケチケチすることで、
ほんとうはぜんぜんべつのなにかをケチケチしているということには、
だれひとり気がついていないようでした

読書会では、「無駄な時間」についても話が盛り上がりました。
相手と一度も顔を合わせることなくメールのやりとりで仕事ができてしまう便利な時代。でも、書類の受渡しのときの何気ない会話から次のアイディアが浮かぶこともあるよね。それは果たして無駄な時間のだろうか。誰かということは重要でなく、効率と生産性だけが求められる緊張感。思い当たるエピソードが次々に出てきて私も頷く。
きっと番組でも同じだ、と考える。野菜と同じように「有機的」に作られたものはいつも受け取る人に心地いいものなのだと、腹の底から納得する。

それから、前回は「聞く」ということがとても心に残ったけれど、
今回は「待つ」ことについて考えさせられました。
次々に用件を述べ、順序良く話すことを求め、せっかく再会したのにモモの話を聞くことができなかった登場人物たち。すぐに答えを求めていないだろうか。話が終わる前に勝手に推し測ってしまっていないだろうか。会話に十分な余韻があるだろうか。
最近ちゃんと読書が出来ていないのは、きっと辛抱強く「待つ」ことが出来なくなっているからだ。(反省)

やれやれ、読書の秋。

2014/09/27

Sam Lee @ 代官山 山羊に、聞く?
























山羊皮のかばんで来てしまったことを、とても後悔。
くるりの京都音博へ出演していた、Sam Leeのショウケース・ライブに行きました。

12月にリリースになるアルバムの一片が垣間見られるライブでした。
舞台に置いてあったのは、なんとお箏。
柔らかく、軽やかで、バイオリン、ハルモニウム、パーカッションというフォークの中に溶け込むような音。日本人にはまったく思いつきもしないであろう弾き方で、(一応、私も免許皆伝なのですが)次々に引き出されるお箏の新しい表情に、心底羨ましく思ってしまいました。西洋音階の調律だそうです。弟子入りしたい。

Sam Leeは、伝統音楽に深い尊敬と厳格さを持っている一方で、その伝統を軽々と飛び越えて自分のスタイルに昇華させてしまうテクニックとセンスを持っている、不思議なアーティストです。

彼が情熱を注いでいるプロジェクトが、漂流民(トラベラーズ)の歌のアーカイブ。音源がweb上にアーカイブされていて、誰でも聴けるようになっています。(リンクが今見つからないのですが)
イギリスには「イングリッシュ・ジプシー」「スコティッシュ・トラベラーズ」「アイリッシュ・トラベラーズ」と大きく分けて3つのグループがあるそうです。そのトラベラーズの人たちに頼んで収録させてもらった歌が250曲アップされていて、準備段階のものは1800曲も!
研究熱心ですよね、と言ったら「でも、ぼくのやっているのは机の上でやる気難しいものじゃないよ」と笑っていました。

Samの音楽探究における興味がトラベラーズにとどまらないことは、登場する楽器の数々からも分かります。ステージで抱えていた不思議な可愛らしい木の箱は、インドの古いハルモニウム(それなあに?と訊いたら「ぼくのラップトップ」と言っていた)で、歌の合間にはさらりとホーメイをやって見せたと思ったら、こんどはポケットから口琴を取り出してびよんびよんと鳴らす。不思議道具がいっぱい飛び出してくる楽しいステージでした。

そんなSamは、12月の来日ツアーでまた戻ってきますよ。楽しみ。

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さて。滞っているものを、なんとか押し流したく思う秋。
代謝も、積読も、積聴も、ブログも。

2014/09/20

Yasmine Hamdan @ 青山CAY



















レバノンのシンガーYasmine Hamdanのライブへ。
違うエフェクトのかかったマイクの二刀流、すごかった。
ハウリングしないのがプロだ。

一つ一つの歌詞を解説しながら歌ってくれたヤスミン。
アラビア語は、その響きだけで酔ってしまいそうで好き。
濃密な求愛のようなステージ。


2014/09/07

Bali





































夏休みでBaliに来ています。
レギャンのビーチはいい波が来るらしく、サーファーがたくさん波待ちしていました。街は思った以上にアジアです。
昨日は車でウブドエリアを巡って、世界遺産の棚田や湖畔の寺院を見てきました。インドネシアではお米を2~3期作するんですって。日本では四季の中で自然の循環があるけれど、1年中同じ作物が育つというのはなんだか不思議です。棚田はお米だけでなく、ピーナッツ、トウガラシ、大豆(たぶん)、トマト、キャベツなどいろんな作物が植えられていました。
それから、コーヒーのプランテーションでジャコウネコの糞からとった希少な「ルアック・コーヒー」もテイスティングしてきました。バリのコーヒーは力強くダークな感じですが、ルアックコーヒーはピュアでまろやかな味。でも、100gで2000円はさすがに手が出ません。
夜は月明かりの下、寺院でレゴン・ダンスを鑑賞。闘いだったり、男女の恋物語だったり、踊り手と音楽が一体になってストーリーが進行していきます。ガムランがあんなにドラマチックで表現豊かな音楽だとは知りませんでした。
『地球の歩き方』が似合わないプールサイドから。


2014/07/08

長靴






















フジロック用に、新しい長靴買いました。
リスナーさんに教えてもらったのですが、このマークは「bird」のB。
「日本野鳥の会」の長靴です。























五反田の、用事がなかったらまず来ないようなビルの一室に、
本当にショップがありました。
人気とは聞いていましたが、長靴の試着待ちのお客さんが数人。
土曜日は、人がひっきりなしに来ては売れていくのだそうです。

きみどり色の「メジロ」カラーは、残念ながら売り切れ。
いつも23~23.5cmの私は、中敷き入れて24cmがよさげでした。
ネットでも売っているけど、やっぱり試着して正解。

今履いているレインブーツよりだいぶ軽いし畳めるのでので、助かりました。
フジロック、雨降ってほしくないけど・・・ちょっとは降ってもいいかも。

気づけばあと17日、準備をすすめねば。


2014/06/02

COOL WISE MAN & TAN TAN























5/27(火)に渋谷のクワトロで行われたGreenroomのAfter Partyに行ってきました。
スカバンドCOOL WISE MANのステージに、伝説のジャマイカン・トランペッターEddie "Tan Tan" Thorntonが登場するということで、いったい82歳のレジェンドはどんな人なんだろう?
という期待を胸に。

赤いキャップで飛び出してきたTan Tanは、とてもキュートな方でした。
「アイシテルっ!」「ヤバディーヤバダー!」「Yeah! Yeah!」と叫び、
スクワットを披露し、アンコール前になってもステージ袖に下がらず、
手当たりしだい水を客席に投げ、明らかに会場の誰よりもはしゃいでいました。
Tan Tanのトランペットは、衰えたところを感じさせない、しなやかで優しい音でした。
光風さんいわく「愛にあふれた、無条件に人を元気にする人」とのこと。

COOL WISE MANの音楽は、いつ聴いても楽しくなるし、どのライブでもお客さんが心から楽しそうな顔をしていて、そんなところが最高なのですが、さらにTan Tanが加わってそれはそれは素晴らしいライブでした。

またまた(また)レジェンドの音楽に触れ、この春はもう心が震えっぱなし。

2014/05/18

THE BRIAN SETZER ORCHESTRA @ 渋谷公会堂


2014年5月16日のブライアン・セッツァー・オーケストラ、行ってきました。
会場を埋め尽くしていたのは、かっこいい大人の人たちでした。
(ちょっと強面ではあるけれども)バッチリ前髪をキメて、おしゃれしてきている人が多かった。
1曲目のThis Cat's On  Hot Tin Roofから総立ちで、熱気がすごい。
盛り上がるところはちゃんと盛り上がり、純粋に音楽が好きで、
会場まで足を運んでライブを楽しむ人たち。
そんな中で見たライブだったから、とても楽しくすばらしい夜でした。

肝心のブライアン・セッツァーは、白いジャケットにグレーの刺繍(?)が入ったパンツ、中に薄いブルーのチェックのシャツを着て登場。「これ、エディ・コクランのスーツなんだ。本当だってば」と言っていた。
曲ごとに何度もギターを変えながら、1時間20分ほどの熱いステージ。

「テネシーからも、テキサスからもギターを弾きに来てくれないかと電話があるんだ。俺はそれに"あとでね"と答える。何故なら、今夜は東京の君たちのためにプレーしに来ているからね!」とリップサービスで会場を湧かせ、コームで髪をセットするパフォーマンスで笑わせ、Nothing Is A Sure Thingという(たしか東京公演だけで披露される)新曲も。


「やっぱり行けばよかったなー」という皆様。
以下の東京公演、当日券が若干出るそうです!お見逃しなく。


5/19(月)【東 京】渋谷公会堂
5/20(火)【東 京】渋谷公会堂


2014/05/16

Rasmus Faber & The Rafa Orchestra @ Billboard Live TOKYO























ビルボードライブ東京へ、Rasmus Faber & The Rafa Orchestraのライブを観に行ってきました。普段はDJスタイルですが、今回はバンドセットでの来日。
この日は仕事の時間が読めなかったので当日券でギリギリ滑り込んだら・・・
なんと、ラスマスに一番近いキーボードの目の前、ラスマスがくしゃみをしたら風邪がうつってしまう距離の席が、たまたま1人分だけ空いていたのです。赤いスニーカーを履いた足でリズムを取る音が聞こえるほど近くて、一体イケメンのどこを見つめていいやら。(照)

バンドスタイルでの演奏は、ピアニストとしてのラスマスが堪能でき良かったです!
生音の迫力と、ダンス音楽としての躍動感がちょうどいい感じにミックスされていました。今、バンド編成での曲作りをしているとのこと。このスタイルでのアルバムも是非聴いてみたいものです。
ラスマスと5回ぐらい目が合って、夢心地の夜でした。

2014/04/14

Burt Bacharach @ Billboard Live TOKYO

 
バカラックを観てきた。
まさか自分が生きているうちに、しかもこんなに近くで観られるなんて。
 
いつものビルボードとはすこし違う雰囲気で、待っている私も緊張する。
隣のテーブルには、上品な格好をした年配の女性が座っていた。
ガラスのお皿にカシス色のアイスクリームが載っていたのだけれど、彼女が手を付ける前に照明が暗くなり、ステージが始まった。
 
Arthur's ThemeやAlways Something There To Remind Meといった名曲たちに、胸がときめく。
だれが歌っても、普遍的な輝きを持った音楽。
メロディーの素晴らしさというのは、こういうことなんだと思う。
時折立ち上がり、指揮をする。
熟練した指の動きもかっこいい。
1曲1曲、ボーカリストやプレイヤーを丁寧に紹介する。
その佇まいは、アーティストというよりも「音楽の仕掛人」「職人」といった感じだ。
 
ミッキーマウスと同じ85歳のバカラック。
東京の夜に「音楽の魔法」をかけてくれた。
 
終演後、お皿の上のアイスクリームはすっかり溶けてしまっていた。
けれども隣の女性は、満足そうな顔をして席を立った。
 

2014/04/06

Bob Dylan








 
暖炉の明かりだけで照らしたような、あの薄暗いステージ。もしかしたら、舞台の際からあっち側は、最新技術を集結させて映し出したホログラムだったのか。
昨夜Bob Dylanを目撃したことが、まだ信じられない。
 
渋いブルースハープに、円熟しただみ声。
動くことを忘れるほど圧倒され、一挙一動をただ食い入るように観ていた。
 
左手を腰に当ててストーリー・テラーのように歌う姿が素敵だった。
彼はいったい人生の中で何回「Blowin' in the Wind」を歌ってきたのだろうか。
50年以上も「Bob Dylan」 を続けているなんてすごい。私なんてまだまだだ。
かっこよく年を取りたい。
 
 
 
 
 
 


2014/04/04

BGM選曲

新宿伊勢丹の地下2階にBeauty Apothecaryというフロアがあります。
自然派化粧品やオーガニックフード、サプリ、本などがあり素敵な空間です。

先月から、このフロアのBGMを選曲させていただいています。
期間は3/17~4/14まで、これは満月の周期に合わせているんですって。
こっそり偵察に行き、雰囲気と合っていることを確かめ、ひと安心。
新宿にお出かけの際は、立ち寄ってみてくださいね。
覚え書きで、選曲リストを載せます。
どれも素晴らしい作品ですので、CDも手に取っていただけたらDJ冥利に尽きます。

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テーマ「心とカラダに気持ちのいい音楽」

1. Sing To The Moon / Laura Mvula
UKバーミンガム出身のシンガー・ソングライター。幾重にもサンプリングしたボーカルと数々の楽器が織りなすサウンドは、繊細でオーガニック。雨上がりの植物の生命力、瞑想中の静寂を連想させる、神秘的で美しい1枚です。

2. Facing Future / Israel Kamakawiwo’ole
ハワイの国民的レジェンド“IZ”1993年の名盤。美しく優しい歌声が心を癒し目覚めさせてくれます。朝のミネラルウォーターと一緒にどうぞ。

3. Blue / Joni Mitchell
このアルバムを初めて聴いたとき、女友達の日記を盗み見てしまったかのような衝撃を受けました。あなたが女性なら、きっと身に覚えのある歌が見つけられるはずです。生々しいのに絵画のように美しい、Joniのフォーク時代の自叙伝的傑作。

4. So Far / Rasmus Faber
サウンドとルックスの両方で女性の心を掴んで離さない、ストックホルム出身のDJ/サウンドプロデューサー/ジャズピアニスト。「美メロ」メイカーの手腕が余すところなく発揮された、2006年リリースの日本向けシングルコレクション。

5. Perfect Angel / Minnie Riperton
31歳でこの世を去った「天使の声」をもつ歌姫。その声に惚れ込んだStevie Wonderがプロデュースした名盤です。「Lovin’ You」の小鳥のさえずりが聞こえた瞬間、もう恋に落ちているはず。


2014/02/09

The Lumineers























 

歴史的な大雪となった2月8日(土)、The Lumineesの初来日公演に行ってきた。
長靴を履いてライブにいくというのは、フジロックと今日くらいのものだろう。
電車の遅延を考慮しスタートを10分ほど遅らせて開演したのだけれど、会場内は待ちわびた観客から早くもHo Heyコールがわきあがるほどの熱気。

Ho Hey、Stubborn Love、Charlie Boyなど、The Lumineersにはみんなで合唱できる曲がたくさんあり、予想通りとても楽しい!
そして印象的だったのは、チェロやコーラスを担当している紅一点ネイラ。
MCやボーカル・ギターを担当するウェスを差し置き、ライブで一番注目を集めていた。
まず、なんといっても可愛い。彼女はチェックのワンピースにグレーのカーディガンという、ガーリーなファッションで登場。
会場からは「可愛い~」「Kawaii~」「I Love You~」の歓声があがり(主に男性)、デュエットすればウェスよりもネイラの方がご贔屓の拍手が大きいし(これも男性)、そういえば1Fスタンディング席はネイラがいる左側が頭一つ人垣が高い(笑)
もちろん彼女は演奏の上でも重要な役割を果たしている。チェロは全体を底辺で支えながらも、このバンドの個性になっているし、芯のあるボーカルもすてき。
“チェロ奏者募集”という広告を見てこのバンドに加入したそうだが、彼女がいなかったら、きっと「いろんな意味」で、今のThe Lumineersにはなり得なかったはずだ。

ライブ中盤で、メンバーがスタンディング席に降りてきて演奏するというサプライズもあり!
観客がとりかこんだ輪の中からマイクを介さない生音が聞こえてくる。ユーモアあふれる「楽隊」の演奏に笑顔が広がる。
今風のバンドでありながら、手のひらで感じられるような温かみがあるところが魅力だ。
真っ白な雪をじんわりと溶かしていくような、あたたかいライブだった。

2014/01/20

山崎豊子『花のれん』


 

冗談やあらへん、
駅前でラムネ1本に五円札出して、つり銭取れへんかったいう噂、
日中にこの狭い街に知れ渡りまっしゃろ、
大きなつり銭取ったやないか
                   ―山崎豊子『花のれん』新潮文庫

今年初めての赤メガネの会が開催されました。
最近このブログを知った方のために。「赤メガネの会」は、本好きな大人が3週間に1度集まって開いている読書会で、毎回1冊の課題図書と、各々読んだ自由図書を持ち寄って、喋りたいことを好きなように喋っています。たまに合宿もあります。今回で62回目でした。

今回の課題図書は、去年亡くなった山崎豊子さんの直木賞受賞作。
大阪の女興行師の人生を描いたど根性物語で、吉本興業の女主人がモデルになっていると言われています。商売とはかくあるべし、と頷かずにはいられない主人公多加の儲けっぷり。こってこての大阪弁に不思議といやらしさはなく、むしろお師匠さんやお得意様に対する彼女の人情に心を打たれました。

なぜ、五銭のラムネを五円で買うことが大儲けにつながるのか。
商売繁盛を祈願した方、バリバリ働く女性におすすめしたい1冊です。
ビジネス書とはまた違った角度から、魂を注入されますよ。

長編が多く、今まで敬遠していた山崎作品。まずは短いものから・・・なんて理由で手に取ったのだけれど、圧巻でした。ひとりの人間にスポットライトを当てながらも、それを取り巻く世の中の色々を拾い上げ、鮮やかに描き出す。初期の作品がこんな素晴らしくて、以降のシリーズものはいったいどれほど面白いのかと、すっかり読む気になっています。

2014/01/19

BD




















たくさんのお祝いありがとうございました☆
好きなだけケーキを食べ、思う存分ワインを飲む。
誕生日ウィーク!

2014/01/14

BM新年会!

Barakan Morningチームで、木曜日に新年会をしました。

いつも顔は見えないけれど(笑い声はときどき聞こえるかもしれませんが・・・)、
こんな楽しいメンバーで番組を作っています。