Turkish Pottery, 2016

Turkish Pottery, 2016
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2018/10/04

‪「肌。Biore×篠山紀信 0→100歳」展




篠山紀信さんが0歳から100歳までのスッピン(=お肌のヌード)を撮影するというプロジェクト。私は撮影現場のインタビュアーとして、一部お手伝いさせていただいております。

参加した女性たちからは、素肌でいること、ありのままでいることに胸を張りたくなる素敵な言葉がいっぱい飛び出しました。

その写真展が、表参道ヒルズで10/8まで開催されています。
連休中、是非お立ち寄りください!

‪「肌。Biore×篠山紀信 0→100歳」展
日程: 2018年10月03日 ~ 10月08日
会場: 表参道ヒルズ 本館 吹抜け大階段
入場無料

http://www.biorespecial.com/hada/


2016/05/06

生オケ・シネマ:チャップリン『モダン・タイムス』

ゴールデンウイークはBBQをしたり、山に登ったり、夏野菜の植え付けをしたり、キウイの剪定をしたり、アウトドアな活動ばかりになってしまった。連休の最後に楽しみにしているのが、チャールズ・チャップリンの代表作である映画『モダン・タイムス』(1936年)のライブ・オーケストラ上映だ。

チャールズ・チャップリン(1889-1977)と聞けば「歴史上の人物」と思っていたのだが、80年前の映画『モダン・タイムス』を見返してみると現代のビジネスマンの姿に重なるところが多かった。出勤ラッシュのシーン、ランチタイムのベルが鳴ると一斉に昼食を食べ始めるシーン、思い描く夢はマイホーム。去年あたりからアルバム再現ライブや名画の生演奏上映があちこちで行われているが、過去のものと決めつけていた作品も、生の音楽で再現すれば2016年の今でも新鮮な感動を与えられる。それはチャップリンの『モダン・タイムス』でも例外ではなさそうだ。

チャップリンとミッキー・マウスはどこか似ていると思っていた。
山高帽に、ちょび髭、ステッキ、どた靴のスタイル。次々にハプニングが降りかかる物語のせわしなさと滑稽さ。
チャップリンのデビュー作『成功争ひ』と、チャップリンがチャップリンたる格好になった第2作『ヴェニスの子供自動車競争』の公開は1914年。チャップリンのヒット作『黄金狂時代』は1925年公開。
一方、ミッキー・マウスが初めて登場した『蒸気船ウィリー』の公開は1928年だ。

先月、生オケ・シネマ上映に先駆けたトークイベントが行われた。その時の登壇者であったサウンド&ヴィジュアルライターの前島秀国さんにチャップリンとミッキー・マウスの関連性について尋ねたところ、こんなお話をしてくださった。

 当時のチャップリンとディズニーは比較的良好な関係を築いていたし、チャップリンの時代の映画業界は現代のそれと比べとても狭い世界だったので、互いに影響し合うことが多々あった。『モダン・タイムス』で音楽指揮を担当しているのはアルフレッド・ニューマンで、ニューマン・ファミリーはディズニー映画の音楽を多数手がけている。
 作曲家としての顔を持つチャップリンは、人物の動きに合わせた音楽を付けたが、そのことを映画用語では「ミッキーマウシング」と呼ぶ。

制作において完璧主義者だったというチャップリン。彼の作った音楽を、映像に合わせて生演奏するなんて至難の技だ。チャップリンの生オケでタクトを振れる指揮者は世界にたった4人しかいないそうだが、今回の生オケ・シネマ『モダン・タイムス』ではその一人でチャップリンの研究家でもあるカール・デイヴィスが指揮をする。
80年前の人々が映画館でゲラゲラ笑いながら観た『モダン・タイムス』を、2016年の自分に重ねながら大スクリーンで(しかも当時より高画質、当然ながら高音質)観られるのがとても楽しみだ。

【詳細】
新日本フィルの生オケ・シネマ〜公開80周年記念〜
チャップリン《モダン・タイムス》
日時:5月7日(土)昼公演14:00 / 夜公演18:00
場所:すみだトリフォニーホール
http://plankton.co.jp/moderntimes/index.html

『モダン・タイムス』の生オケ・シネマ上映にあたり、恐れ多くも推薦文を書かせていただきました。
http://plankton.co.jp/moderntimes/suisen.html


2013/11/23

1969年8月8日@アビイ・ロード

 
 
ピーターさんが番組中「これなんだ?」と出してきたのが、上のポスター。
ポール・マッカートニーの来日に合わせて、ビートルズの『ABBEY ROAD』のジャケット写真が渋谷のギャラリーに展示されているとのこと。

なんだか間違いさがしみたいだけど、あの世界一有名なジャケット写真は、実は全部で6ショット存在している。メンバーが横断歩道を3往復して撮った中で、たまたま4人の歩幅が均等にそろったショットがジャケットに採用されているが、他にも左向き、ポールがサンダルを履いているもの(実は裸足だったのを初めて知った)、ロンドンバスのお客がこっちを見ているもの等。それに加えて裏表紙になっている1枚を加えた7枚の写真が、ロンドン以外で初めて揃うという、とてもすごい写真展だ。

横断歩道を4人並んで行ったり来たり。
オフショットの中に並べると、もはやアイコンのようになっているあのジャケットも、継続している時の中の一瞬なのだと、とても新鮮に観てきた。そしてビートルズの足跡を追って横断歩道にやってきたファンも、ポールがやってきて盛り上がっている2013年11月の日本もまた、その延長線上にあるのだ。
音楽プロデューサー森川欣信さんの寄稿文「1969年10月21日@新宿」に登場する「17歳になったばかりの僕」も、また然り。

渋谷の路地裏にあるSocial Tokyo Galleryで、12月3日(火)まで。

2013/05/05

熱々!東南アジアの現代美術展

現在、横浜美術館で開催中の『Welcome to the Jungle 熱々!東南アジアの現代美術 』展へ行ってきた。
 
シンガポール、マレーシア、フィリピン、インドネシア、タイ、ベトナム、ミャンマー、カンボジアのアーティストによる作品が大集合。東南アジアの混沌としたカルチャーと、スコールが降った後のような湿度と熱気を感じさせる、それはそれは濃い企画展だった。
 
一部写真OKだったので、覚書を。
 
 
◆チャン・ユンチア≪芭蕉の娘≫(マレーシア)
アジア文化を象徴する、蓮華に描かれたちょっと悲しい絵物語。
 
 

◆ロバルト・フェレオ≪バンタイの祭壇≫(フィリピン)

スペイン植民地時代に起きた反乱から着想した作品。逆三角形は、階級社会やキリスト教の伝統的な祭壇に対する疑義が込められているそう。


◆シャノン・リー・キャッスルマン≪東南アジアの屋台車≫(シンガポール)

これぞアジアだ!
長時間露光と、映画撮影の時の照明を使って、東南アジアのストリートカルチャーである屋台車を主人公に写真を撮ったというアート。近代化しても、こういうアジアらしさはいつまでも残っていてほしい。
 


◆スティーブ・ティロナ≪イメルダ・コレクション#1、3≫(フィリピン)
 

かつて贅を極め人民革命によって追放された、マルコス元フィリピン大統領夫人をモデルにした作品。これは彼女に対する皮肉なのか、それともファッション広告なのか、曖昧なまま提示されている。
 
◆リー・ウェン≪世界標準社会≫(シンガポール)


この長ーい布製のトンネルの向こうにモニターがあり、作者本人が「世界標準であること」を訴え続けている。映像を見た後、世界標準だと思うものに関するアンケートに回答すると「World Class Society」と書いたバッジがもらえる、という作品。
私もめでたく「World Class Society」の一員に。
 
タイのアラヤー・ラートチャムルーンスックという女性作家が作った≪タイ・メドレー1、2、3≫という映像作品も心に残った。
身寄りのない女性の遺体が収容されている安置所で撮影されたもので、「亡くなった女性たちにも、おそらく生前忘れられない恋があっただろう」という仮定から、『イフオ』というタイの伝統的な恋物語を朗読して死者を弔うという作品。
たしかに衝撃的だけど、死生観や葬儀の形式は文化によって様々であって、こういう弔い方もあっていいと思う。観ているうちに、不思議と厳かで優しい気持ちになった。同じ仏教の文化を持っているからなのだろうか。
 
これらの作品はすべて「シンガポール美術館」の収蔵品で、そのシンガポールでは今年の10月からビエンナーレも行われるそうだ。アジアのアート、とても気になる!
シンガポールかぁ。わりと近いなぁ。直行便あるなぁ。うーん・・・
 
東南アジアの匂いがしてきそうな『Welcome to the Jungle 熱々!東南アジアの現代美術 』展は、横浜美術館で6月16日まで。
 



2013/03/19

冬の越後妻有


「本当の越後妻有を見に来なさい」
 
去年の夏に大地の芸術祭でこへびをしているとき、地元の人にそう言われたのがずっと心に残っていて、初めて冬の越後妻有に行ってきた。

鉢にある「絵本と木の実の美術館」は、あたり一面銀世界で、本当に絵本の中にいるよう。
夏と冬とでは、こんなに景色が違うんだ。

音が吸い込まれるような静寂と、澄んだ空気。
「雪が積もって積もって大変だよ」なんて言いつつも、四季折々の自然に付き合ってやれるというのは、とても豊かなことだと思った。雪国で生活する人たちは、たくましく、清らかだ。

ちなみに、越後妻有では「雪かき」のことを、「雪掘り」と言うらしい。
たしかに、掘るレベルで積もっていた。



この週末は、大地の芸術祭の里のイベントで運動会が行われていた。
夏にクリスチャン・ボルタンスキーの作品があった場所。


大人も子供も、徹底的に雪遊び。
半年ぶりにこへびの仲間にも会えて、里帰り気分だ。



 
松代の農舞台に着くと、何やら湯気の上がるテントが。
 
これは「雪原テロメ」という、雪の中でフィンランド式サウナに入るという企画で、焼けた石に白樺の葉で水を振りかけると、たちまち水蒸気が上がって、白樺の香りがテントいっぱいに広がる。体が雪で冷え冷えなので、室温70℃でもそんなに暑さを感じない。サウナ番のおじさん曰く、フィンランドに人たちは、森の中に出かけて行って、好きな場所にテントを設営してはサウナ楽しむのだそうだ。すごいな。

冬は棚田も姿を消して、雪景色。
春が来るのが待ち遠しくなる冬っていいな。



2013/02/24

白隠展

 
行ってきました!
「白隠展」@Bunkamura ザ・ミュージアム。


白隠は江戸時代に活躍した禅僧。大名から庶民まで幅広く仏の教えを伝えるために独学で画業を始め、たくさんの禅画と書を残した人です。

達磨も、布袋も、釈迦も、ユーモラスで愛らしく、いつまでも観ていたくなる宗教画の数々。
自由でのびのびとした書からは、今にも白隠先生の声が聞こえてきそうです。

白隠はとてもユニークなお坊さんだったらしく、キャラクターまで考案していています。
代参に行くと言って裕福な商家にお金をせびりに行く赤いふんどしの「すたすた坊主」も白隠の考案。すごくかわいいです。

人柄がにじみ出た書画を観て、会ったことがないのにファンになりました。
ときどき白隠につっこみを入れているような会場の説明書も面白く、とてもハッピーになる企画展でした。

私が白隠の書の中で一番心に刻んだのは、「動中工夫」。
動きながら工夫をすることは静中の百千億倍である!という教えです。
でも、百千億倍って・・・(笑)

白隠先生の教えに従って、いっぱい動こう!

2013/02/02

川俣正展 Expand BankART

先月まで横浜のBankARTで開催されていた川俣正展。アブダビで彼の作品を観たところだったので、日本でちょうど個展がやっていると聞き行ってきました。
 
これは外壁ですが、BankARTの建物を木材が浸食しているよう。


 
その木材は何かというと、フォークリフトで荷物を運ぶときに使う木の台。
BankARTはもともと倉庫だったので、この素材を選んだのだろうか。


まるで木材に意思があるかのような、とてもインパクトのある作品でした。日を追うごとに作品はどんどん変化していくというのもおもしろい。チケットはパスポート制だったので、2ヶ月ほどある会期中、日々育っていく作品の様子を見に何度も訪れて欲しいというもくろみがあったようです。

 
こちらは室内。天井に木のサッシが設置されています。床に木枠の影が落ち、がらんとしているコンクリートの空間に変化を与えていました。
 
川俣作品は、極めて「建築的」だと思います。
それ自体がどうというよりも、頭上にサッシの覆いがあることでそこに「場」が生まれる。無機質な元倉庫の空間に意味づけがされる。
外壁の作品であれば、木材が張り巡らされていて人の目を引く。似たり寄ったりの建物が並んでいる横浜の港湾エリアで、BankARTだけスポットが当たる。それによって、街の景色に変化がうまれる。「なにかあるぞ」と人がやってくるので、人の動きが変わる。「しかも、どうやらこの木材は日々育っているらしい」と、初めて訪れた人に何度も足を運ばせる。
制作現場にはその街の学生やボランティアを巻き込んで、作品を作るプロセスも大事にする。
 
これはAbu Dhabi ART2012でエントランスホールに設置された椅子の作品。ぱっと見「塩田千春さんみたいだ」と思ったのだが、横浜の企画展を見て「全然違うじゃないか!」と思うようになったのが自分の中で面白かったです。
ちなみに、塩田さんの作品はこちら。
 


川俣作品は、人が集まる場を作る。そこが待ち合わせ場所になったり、休憩所になったり。作品の中でギャラリートークをやったりもしていました。一方で塩田作品は、その窓枠の向こうにある遠い記憶を呼び起こさせるようなインスタレーションなのです。
 
今回のチケットは3冊のカタログ付きでした。2冊はその場でもらい、3冊目は会期が終わった後に全行程をまとめたものを製本して送ってくれるそうです。おもしろいね。
この秋から冬にかけて縁があった川俣アート。会期が終わったあともまだ、つなぎとめられております。

2013/01/24

DOMANI明日展

六本木の国立新美術館で開催の「DOMANI明日展」に行ってきた。
 
◆塩田千春


この靴の作品、たしか以前大阪で展示されていて、見てみたいと思っていた。
1枚1枚、エピソードタグが付いた靴たち。
こちらに向かって1歩踏み出そうとしているけれど、赤い毛糸が引き止める。
記憶は過去に帰属するもので、それより前には進めないのかもしれない。


◆行武治美

 
鏡といえば、行武さん。
それにしても、鏡だけでここまで作れるなんてすごいな。
自分の姿が映りこむことで、作品の中に入ってしまったような感覚になる。
反射した光はこちらの世界に踏み入ってくるよう。
越後妻有にある「再構築」がまさにそうなのだが、鏡は境界線をあいまいにしてしまう。
 
 
◆糸井潤
白夜のシリーズ。
作品が、ちゃんと太陽の高さに展示されている!
真夜中の太陽って、実際はどんな色をしているのだろう?
ますますフィンランドに行きたくなった。
 
 
今回は一部撮影OKだったので、撮ったものを載せました。
澤田知子や、橋爪彩さんの作品も。
現代アートの最大の魅力は、アーティストと同じ時代を生きているということだろう。


2013/01/11

UAEにルーブル美術館ができるって、本当?!


本当です。
オープンが先延ばし、先延ばしになっているものの、今のところ2015年にオープン予定だそうですよ。 ABU DHABI ARTでも、ルーブルとグッゲンハイムの分館が出来るということは大きく紹介されていました。

ルーブル・アブダビは、こんな風になる予定だそうです。
海に浮かぶ美術館。かっこいいですね。

グッゲンハイムはこんな感じ!

ABH DHABI ARTが行われていたのは、この2つの美術館が建設中のアル・サーディアット島。アブダビ市街からは橋を渡るのですが、車でも10分ほど。ここ一帯は「Cultural District」と言って、美術館や展示場をはじめ、文化財団、住居、公園などもある文化都市を作る計画なのだとか。
さすが、UAE!
 
あと2年でオープンなら、ルーブルの建物もできてきているのかな?
と思い、見に行ってみました。
 
 
そしたら、あれ・・・?
 

 あれ・・・・・?

砂浜なんですけど・・・

 
模型のように完成させるには、いくらなんでもあと2年じゃ無理じゃないでしょうか。
せっかく来たし、ルーブル・アブダビのグッズを買って帰ろうと思っていたんですが、出直すことにします。かわりに珍しい貝殻を拾って帰りました。ある意味、貴重。(笑)

ABU DHABI ART 2012

アートが好き過ぎて、ついに海外のアートフェスへ。
アラブ首長国連邦で行われていたABU DHABI ART 2012に行ってきました!

日本でもアラブアートの企画展が開催されたり、ルーブルやグッゲンハイムの分館が建設中だったり、アラブ圏のアートシーンは近年話題になっています。

 
ABU DHABI ARTは、UAEだけでなく、世界中のギャラリーが集ういわば現代アートの国際見本市のようなもので、毎年開催されています。
 
今回、このイベントのモニュメントともいえる巨大なアートを制作したのが、川俣正さん。椅子を無数に積み上げた作品で、その中で作家がトークショーをやったり、中でお客さんが休んだりする場所になっていました。

こんなに大きい。

よく見ると、いろんな種類があって、誰かが使っていた椅子のようです。
椅子は一人につき一脚使うもの。たくさんあるとなんだか賑やかな気がするし、その作品自体がたくさんの人が集まる場所を作っているというのが好きでした。
 
では、覚書のようになってしまいますが、作品の写真をいくつか載せます。


制作中の作家本人が作品の、「アーティストにエサをあげないでください」。


この作品好き。ベールをかぶったムスリムの女性のようにも見える。
白くさした光の先には、どんな景色があるんだろうか。
全容が見えなくて魅惑的な感じ。


黒い布を絵(写真?)の上にかぶせてある作品。
姿を人前で晒さないイスラム圏の女性を彷彿させる。


アラビア文字で作られた作品。会場でもインパクトがありました。 

 
一つのモスクを様々な角度、時間で撮影してコラージュした作品。
何度も何度も礼拝に訪れるイスラム教徒の人々を連想させます。


これが会場のホールです。外には寛げるようなオアシススペースもあり、日が落ちた後はそこでPartyが行われていました。
やはり「アラブ」を意識したアートが多かったですが、中には草間彌生や奈良美智の作品もあったりで(しかも日本ではなく、NYのギャラリーが出品していたりする)、アートはボーダレスだなぁと感じました。
森美術館で開催されていた「アラブ・エクスプレス展」でも感じたことですが、アラブ圏のアーティストは、ジャーナリスティックでメッセージ性の強いものを作る人が多いですね。クリエーターである以上に発信者という感じがします。

私にとっては今回「初海外アートフェス」でしたが、今度はベネチアビエンナーレなんかにも行ってみたいです。

2012/12/13

青木野枝 ふりそそぐものたち

地方都市に出かけると、その土地の美味しいものと美術館を楽しまずには帰れません。

仕事がてら名古屋市美術館で観てきたのは、「青木野枝|ふりそそぐものたち」。
 
青木野枝さんは、越後妻有の「大地の芸術祭」(中里)や、瀬戸内国際芸術祭(豊島)でも出品している作家さんで、多くの作品が「水」をモチーフに制作されています。しかも素材は「鉄」なんです。
 
 
瀬戸内では、豊島という島に湧水が出ている場所があるのですが、地元のお母さんたちが水仕事をする共同井戸端の近くに設置されていたのが青木さんのオブジェでした。
真夏のアートめぐりはとてもハードで、あまりの暑さに、私は首に巻いていた手拭いをこの湧水で濡らしたのです。その時のひんやりとした水の温度が、夏の記憶の断片として、今でも鮮明に残っています。
 
 
今回は作品の設置場所が美術館の真っ白な展示室なので、また違った表情。
儚く、もろく、不安定。上から下に伝ってくる水の流れ。下から上にのぼっていく気泡。
まさかこれが、鉄で作られているなんて。
階段のホールにも水玉をイメージした装飾が。水をイメージした版画も素晴らしかった。
 
乾燥した冬の空気が、水の粒子で満たされていき、
そのうち水の中に沈んでいるような感覚になる企画展。
 
特別展「青木野枝|ふりそそぐものたち」は、2館同時開催。
名古屋市美術館が12/16(日)まで。
http://www.art-museum.city.nagoya.jp/tenrankai/2012/aoki/
豊田市美術館が12/24(月)まで。
http://www.museum.toyota.aichi.jp/exhibition/2012/special/aokinoe.html
 
 
豊田市美術館に行けなかったのが非常に残念・・・。
青木野枝さんは、来年8月から開催の「あいちトリエンナーレ2013」でも出品するそうなので、こちらの作品もどんなものになるのか、楽しみに待ちたいと思います。

2012/10/05

女子目線の男子ヌード写真展「THE BOY」

新宿で人と会ったあと、Photographers' Galleryへ。

(写真は、ギャラリーのサイトより)
 
現在、中村早(さき)さんの写真展「THE BOY」が行われています。
初の写真集リリースを記念しての展覧会で、彼女が長年撮り続けてきた中で選りすぐりの作品が展示されています。

作品は全部モノクロ、被写体は作者と同世代の男の子(ヌード)です。
2部屋に分かれていて、1つは男性の顔写真、もう一つは男性のお腹や背中、顔、すねなど、体のパーツの写真が飾られています。

あらかじめ断っておきますが、全然いやらしさがない。ヌードって聞くと「えっ?!」ってなると思うけど、体のライン、筋肉、腕の血管などが光と陰でやんわり浮かび上がって、むしろちょっときれいだった。
いやらしくない理由その1は、カメラと男の子の距離。友達よりは親密な関係だけど、それ以上は踏み入れないというギリギリのラインが守られている感じ。それでいて、すね毛や肌のゴワゴワしたテクスチャーがはっきり見えて、汗のじっとり感が伝わってくるような距離感、絶妙です。

いやらしくない理由その2は、だれの裸かわからないから。
顔と体が別々に切り取られているからこそ、現実感が薄れて冷静に見られる。

「でも、男の子を脱がして写真を撮っちゃうなんてどんな女の子なんだろう?」そう思っていたら
、ギャラリーにご本人が。お人形さんみたいな、かわいらしい方でした。私と同世代。写真にいやらしさがない最大の理由は、この方が撮ったからだ!と納得。
「じつは、顔とパーツで同じ人のものがあったりするんですよ」とも教えてくれましたが、まぁそこはあえてマッチングしないことに。(笑)

女子目線の男子ヌード、ありだと思います。


中村早写真展 「THE BOY」
2012年9月29日(土)- 10月21日(日)
12:00 - 20:00 月曜休廊
会場 / photographers' gallery(新宿)

http://www.pg-web.net/


2012/10/01

こへび慰労会


 
3年に1度のアートフェス「大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ2012」が閉幕して2週間。芸術祭のサポーター「こへび隊」の慰労会が開かれました。
京都駅や十日町市の「キナーレ」を設計した原広司さんと、アートフロントの原蜜さんが直々に、おいしい手料理でこへび隊の労をねぎらってくださいました!しかもアトリエファイの事務所にお邪魔することができて感激・・・!
 


 

30人ほどの懐かしい仲間と久々の再会。
越後妻有では大抵Tシャツに手ぬぐいといった格好なので、東京で会う場合、当然その時よりかはきれいな格好をしているわけで、この日は高校生の時にクラスメイトと私服で会うような新鮮さがありました。(笑)

こへび隊の主な活動は、アーティストの作品制作、作品のメンテナンス、会期中の作品管理・ガイドツアー、草刈り・雪囲いなどで、自分たちが出来る範囲で、でも真剣に取り組みます。年代もバックグラウンドも様々。美大生をはじめ、建築学科の学生、アート大好きな社会人、アーティストさんの知り合い、初めはお客さんで来て越後妻有に魅了された人、いろんな人と出会いたい人。モチベーションも様々だけど、不思議とゆるーくまとまっているんです。

こへび隊の活動についてみんなが言うのは「仕事ではない。かと言ってボランティアをしてあげているという意識もない。楽しいからやっている」。自分自身もそう思っています。これもこの集団の不思議なところ。

「芸術祭の最大の作品は、こへび隊だと思っている」とは、NPO法人越後妻有里山協働機構の事務局長さんの言葉。
私も作品の一部になれたのであれば嬉しいな。


気になった方は、ぜひご覧になってください。→ こへび隊HP