Turkish Pottery, 2016

Turkish Pottery, 2016

2013/08/13

FUJI ROCK 2013

ただいま苗場!去年の晴天フジロックから、今年は「らしい」フジロックへ。
自然の中で音を浴びるこの幸せ。生きてる、わたしー!!


 


The Golden Wet Fingers
Yo La Tengo
Lite
Jazzanova featuring Paul Randolph
Mumford & Sons
Tahiti 80
Vampire Weekend
David Murray Big Band feat. Macy Gray
The Cure
 
見たアーティストを書いてみる。
これらのライブを1日で観られるなんて、改めてフジロックは最高!
 
雨男集団Jazzanova。なぜなら、ライブが始まった瞬間小雨が降りはじめ、最高潮で土砂降り、ラストナンバーで日が差してくるという、自然にしては出来過ぎた演出で、でもそれはオレンジコートを色とりどりのポンチョでカラフルに染め、山奥での一体感を味わせてくれた。
踊りながら、雨の装備をササッと整えられるフジロッカーたちもお見事!長靴で踊る、踊る。ここまで見に来たんだという高揚感もあり、フジロックならではの「極上の土砂降り」を初体験した。Let Me Show Yaとてもよかったなぁ。
 
 




ここまで見に来た、といえばMumford & Sons。
ずっと会いたかった、観たかった!雨の気配を引きずった夕暮れ時、彼らの初来日公演を苗場でついに目撃!アルバムが2作とも素晴らしくて、さてライブは?と思っていたが、自然の躍動をそのまま音にしたようなダイナミックな演奏、よかった!最後の曲I Will Waitでは大合唱がおこり、振り返ると斜面になっているグリーンステージ後ろの方までみんな手を突き上げて歌っている。その光景には鳥肌が立った。
海外の音楽フェスではトリを務めることが多い彼ら。この時間帯に、しかもこんな間近で見られるというのは、初来日公演ならではの贅沢だ!
 
空には星がのぞく、暗い暗い苗場の夜。
David Murray Big Band feat. Macy Grayのステージを堪能!山奥の闇の中に、これだけ豪華なビッグバンドが現れたなんて「幻でも見ているのか・・・?」と思ってしまうほど。散り散りに鳴っている音がDavid Murrayの絶妙なさじ加減で集まってきて、またそれぞれの方向に自由に広がっていくといった感じで、うまく言えないけど今まで聞いたことのない高度なハーモニー。1人ひとりのプレーヤーのソロも渋くてかっこよかったな。
そこにMacyが、ボディラインを強調したピンクのスパンコールのドレス(!)でステージに登場。初めて聞いた彼女の歌声は力強くも優しくて、後ろのジャズバンドの音と溶け合っていた。お客さんに音に合わせてしゃがんだりジャンプしたりするように煽ったり(山を歩き回った脚にはけっこうキツい)、声が小さいとコーラスをやり直させたり、観客をボーっとはさせておかない手厳しさも。(笑)でも、そんなMacyの独特のしゃべり方は彼氏におねだりする女の子みたいでcuteだ。今度は是非ソロライブも観てみたいな。
 
年に1回ここで再会する人たちがいて、心の底からリラックスして、ライブ以外の時間まで心地がいいフジロック。来年もまた、苗場で会いましょう!