Turkish Pottery, 2016

2016/01/18
2016/01/03
あけましておめでとうございます
あけましておめでとうございます。
お正月は、例年のごとく沿道で箱根駅伝を観戦していました。
「その1秒を削り出せ」のチームよりも、鬼監督のチームよりも、監督が「ハッピー大作戦」なんて言っているチームの方が圧倒的に強い。
チーム内で選手同士の競争も激しいだろうし、練習だって厳しいだろうし、なのに部員の皆さんはニコニコ楽しそうで、仲も良さそう。青山学院の強さの不思議。組織作りで参考になることがあるんじゃないか?と思いながら見ました。
話は変わりますが、写真は12月に長野の地獄谷野猿公園で撮ったものです。
猿の親子は人間そっくりで可愛らしかったです。
今年もよろしくお願いします。
稲葉智美
2015/12/28
靴を磨く
ご無沙汰しております、稲葉です。
お元気ですか?久々に更新します。
「流行に敏感になる」がテーマだった今年、行き着いたところは靴磨きでした。その経緯は長くなりますが、一度気になると追及したくなってしまう性格なもので、でもその過程はとても楽しかったです。
服に限らずですが、どちらかというと流行には疎い方だと思っています。番組ディレクターに「流行りに乗ってみるのも喋り手としては必要だよ」と言われ「それはそうかもしれない」と思ったのが1年前でした。
じゃあファッションは海外コレクションでトレンドをチェックしてみるかとやっているうちに、流行は既存もしくは過去のカルチャーの焼き直しであると思い当たり(今年ならヒッピーとかボへミアンとか)、であれば上辺をなぞるだけではなく装いの根幹も知りたいと思い、さらにノームコアにしても「じゃあベーシックの源流はどこなのか?と」いう疑問がわいてきて調べているうちに、社会性の中で進化を遂げてきた紳士服に行き当たりました。着る服によってその人の職業・出生・主義を表したり、機能からデザインが生まれているところに興味を惹かれ、着飾ることが第一のレディス・ファッションにはない視点が私にとって非常に新鮮だったのです。
特にそれは紳士靴に集約されていて、駅のホームですれ違う男性方の足元を面白く眺めているうちに、傷ひとつない最新のブランド靴よりも、手入れされながらいいエイジングをした靴の方が上等に見え、そういう靴を自分でも欲しいと思い、それで靴磨きを習うに至りました。まもなく30歳を迎えるというタイミングで、いい学びだったと思います。
他にも流行っているものはいろいろ挑戦してみて、はまったものもあれば、もちろんそうでなかったものもあったけれど、結果として自分の好みが明確になり、やっぱり自分はアナログでスローなものが好きな人間なのだという確認にもなりました。(確認するまでもないかもしれないが・・)
来年のテーマは「Discover Japan」。日本、特に東京の良さを発見したいと思っています。1年後どこに辿り着くのか楽しみです。
2015/06/09
大人遠足
大人遠足に行ってきました。
今回は、山梨の勝沼・塩山へワインハントの旅。
●くらむぼんワイン●

古い木造家屋の土間でテイスティング。日本のワイナリーならではですね。
くらむぼんワインのなかでも好きなのが「Bel Canto」という自然酵母で発酵させたワイン。数ある山梨のベイリーAで、今のところ一番美味しいと思っている。どうしてもチャーミングになりがちな品種ですが、キノコやゴボウの土っぽさがあり「こんな表情するの・・・!?」と驚かされます。
歴史を受け継ぎながらも、どこか野心的なところが魅力。
ここの蔵のボトルキープは100本からだそうです。
検討したい。
●奧野田葡萄酒醸造●
おととしの収穫以来です。ヴィンヤードに案内していただきました。
ぶどう作りに深い哲学を持っていて、訪れるたびに学びがあります。
今回は「剪定の原則」について。
ぐんぐん伸びる枝と、それに圧倒された枝。剪定では「負け枝」を残すというのが原則なんだそう。他に圧倒されると子孫を残そうとする力が働き、鳥に食べてもらえるように小さいけれど味の濃い実を付ける。すると果汁は少ないけれど、より凝縮感のあるワインになる。勝ち枝になる実はジューシーで大粒だけれども、ワインにしたときにどうしても物足りない。ワイン用のぶどうを植える時には、負け枝の苗木が欲しいのだと。
前の日、総選挙で1位になった指原さんのスピーチに思いがけず心を打たれた私は、小さな枝は切られないで残されるという話に一層感激しました。
株間の話も。
隣同士の距離が程よく近いと、根が競い合ってより深くに伸びていく。そうすると、地中にあるミネラルを十分に吸い上げ、両方の木に美味しいぶどうが育つのだそうです。
ぶどう作りは、人生の哲学のようでもあります。
セラーの中では、シャンパーニュの泡の秘密について。
口を下に刺した瓶を、振動を与えながら毎日1/8回転させて、徐々に澱を集めるルミアージュという工程。澱を集めるだけなら真っ逆さまにしておけばいいじゃないか。実はあれは、澱がたまりながら瓶の内側を磨いてくれて、それがきめ細やかな泡を生むんだという話。一つ一つの手間暇にはちゃんと理由があるのですね。
土地を活かし、酵母の声をきき、ぶどうの個性を尊重する。
生産の現場を見ると、ワインはやっぱり農産物だと思います。
2015/05/26
Greenroom Festival '15
Greenroom Festivalへ行ってきました。
覚え書きを。
◆小島麻由美
乙女さに引き寄せられ、隠された毒が知らないうちにまわり、ずるずると小島ワールドにひきこまれていくこの感じ、たまりません。Jazzや昭和歌謡をベースにした音作りは舞台上でも変わらないのですが、ギターがちょっとサーフっぽくて素敵でした。
◆Makua Rothman
オアフ・ノースショア出身のサーファーでありミュージシャン。ウクレレの音に癒されながら、木陰でウトウト。This is greenroomです。とにかく人が多かったので、Humming Birdステージ前はオアシスでした。
◆Mamas Gun
「最新曲のRed Cassetteにはノスタルジーを込めた」とヴォーカルのアンディが言っていたように、都会的な中にも古き良きソウルを感じるサウンド。サマソニで観られなかったのですが盛況だったと聴いていたので今日こそと思っていました。ネクタイを締めてウインクしちゃうような、いい男集団。よって、最前列にてかぶりつきでみました。うむ、彼らのライブは楽しい!
◆The Growlers
USの大型フェスで注目を集めるバンドがカリフォルニアから初来日。楽しみにして来ました。
ステージに登場したメンバーの頭には、なにやら黄色いはちまきが。よく見てみると「駐輪禁止」と書かれた(ホームセンターに売っているような)ビニールテープでした。ファッションも「そのラインのパンツどこで買ったの」というような個性的な出で立ちで、そのうえヴォーカルのブルックスの動きが唯一無二で、それはそれは驚きをもって迎えられました。
60年代のサーフロックやサイケデリックのテイストが色濃く出た音で、かなり目立ちます。曲のトーンは大きく変化することもなく、過度にエフェクトのかかったサウンドが港の昼下がりにゆらゆらとたゆたい、じわじわと効いてくる。私はすっかりはまりました。
LPも売っていたのですが、買いに行ったときはもう持ち帰ってしまったとのことで残念。入手したら、熱帯夜にお酒を飲みながら聴きたい。
今日(火)代官山UNITで単独公演があります。おすすめです。
◆レキシ
アルバムでは曲ごとにゲストボーカルを迎えていますが、フェスでは池田さんがボーカルを担当していました。この集客力と盛り上がりは天下取った感あります。お客さんのいじり方も秀逸で笑いが止まらなかった。ステージには「レキシ」の幟、メンバーは全員袴Tシャツ、飛脚になってステージを走る池田さん(結構速い)。お客さんは大喜びでしたが、海外組はさぞかしぎょっとしたことでしょう。
◆The Wailers
大トリはThe Wailersでした。Bob Marley生誕70周年の今年、レゲエスピリットの伝承者が世界ツアー中です。「Could You Be Loved」「One Love」などBob Marleyゆかりのナンバーが披露され、メンバーは変われども、そのメッセージは薄れることなく届けられました。ずしんとくるアストンのベース、かっこよかったです。
今年は出演者のラインナップもお客さんの幅も広がり、例年以上に大賑わいでした。大桟橋から場所を移した時はすごく大規模になった感じがしましたが、マーケットの方も充実していて、赤レンガ倉庫前ももはや手狭に感じるほどです。
今週末はなんとハワイでもGreenroom Fes. が行われるんだとか。いいなぁ。
2015/05/12
2015/05/08
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