Turkish Pottery, 2016

Turkish Pottery, 2016

2014/02/09

The Lumineers























 

歴史的な大雪となった2月8日(土)、The Lumineesの初来日公演に行ってきた。
長靴を履いてライブにいくというのは、フジロックと今日くらいのものだろう。
電車の遅延を考慮しスタートを10分ほど遅らせて開演したのだけれど、会場内は待ちわびた観客から早くもHo Heyコールがわきあがるほどの熱気。

Ho Hey、Stubborn Love、Charlie Boyなど、The Lumineersにはみんなで合唱できる曲がたくさんあり、予想通りとても楽しい!
そして印象的だったのは、チェロやコーラスを担当している紅一点ネイラ。
MCやボーカル・ギターを担当するウェスを差し置き、ライブで一番注目を集めていた。
まず、なんといっても可愛い。彼女はチェックのワンピースにグレーのカーディガンという、ガーリーなファッションで登場。
会場からは「可愛い~」「Kawaii~」「I Love You~」の歓声があがり(主に男性)、デュエットすればウェスよりもネイラの方がご贔屓の拍手が大きいし(これも男性)、そういえば1Fスタンディング席はネイラがいる左側が頭一つ人垣が高い(笑)
もちろん彼女は演奏の上でも重要な役割を果たしている。チェロは全体を底辺で支えながらも、このバンドの個性になっているし、芯のあるボーカルもすてき。
“チェロ奏者募集”という広告を見てこのバンドに加入したそうだが、彼女がいなかったら、きっと「いろんな意味」で、今のThe Lumineersにはなり得なかったはずだ。

ライブ中盤で、メンバーがスタンディング席に降りてきて演奏するというサプライズもあり!
観客がとりかこんだ輪の中からマイクを介さない生音が聞こえてくる。ユーモアあふれる「楽隊」の演奏に笑顔が広がる。
今風のバンドでありながら、手のひらで感じられるような温かみがあるところが魅力だ。
真っ白な雪をじんわりと溶かしていくような、あたたかいライブだった。

2014/01/20

山崎豊子『花のれん』


 

冗談やあらへん、
駅前でラムネ1本に五円札出して、つり銭取れへんかったいう噂、
日中にこの狭い街に知れ渡りまっしゃろ、
大きなつり銭取ったやないか
                   ―山崎豊子『花のれん』新潮文庫

今年初めての赤メガネの会が開催されました。
最近このブログを知った方のために。「赤メガネの会」は、本好きな大人が3週間に1度集まって開いている読書会で、毎回1冊の課題図書と、各々読んだ自由図書を持ち寄って、喋りたいことを好きなように喋っています。たまに合宿もあります。今回で62回目でした。

今回の課題図書は、去年亡くなった山崎豊子さんの直木賞受賞作。
大阪の女興行師の人生を描いたど根性物語で、吉本興業の女主人がモデルになっていると言われています。商売とはかくあるべし、と頷かずにはいられない主人公多加の儲けっぷり。こってこての大阪弁に不思議といやらしさはなく、むしろお師匠さんやお得意様に対する彼女の人情に心を打たれました。

なぜ、五銭のラムネを五円で買うことが大儲けにつながるのか。
商売繁盛を祈願した方、バリバリ働く女性におすすめしたい1冊です。
ビジネス書とはまた違った角度から、魂を注入されますよ。

長編が多く、今まで敬遠していた山崎作品。まずは短いものから・・・なんて理由で手に取ったのだけれど、圧巻でした。ひとりの人間にスポットライトを当てながらも、それを取り巻く世の中の色々を拾い上げ、鮮やかに描き出す。初期の作品がこんな素晴らしくて、以降のシリーズものはいったいどれほど面白いのかと、すっかり読む気になっています。

2014/01/19

BD




















たくさんのお祝いありがとうございました☆
好きなだけケーキを食べ、思う存分ワインを飲む。
誕生日ウィーク!

2014/01/14

BM新年会!

Barakan Morningチームで、木曜日に新年会をしました。

いつも顔は見えないけれど(笑い声はときどき聞こえるかもしれませんが・・・)、
こんな楽しいメンバーで番組を作っています。

2013/12/31

2013

2013年最後の太陽が沈みました。

「今年はやるぞ」という気持ちだけで駆け抜けた1年でした。
年明け早々J-WAVEのコンテストで優秀賞を頂き、ワイン会プランナーとして奔走したことで多少図太くなり、JFN「News Delivery」がスタートしてニュースのおもしろさを知り、そのスタジオで憧れの「玉ちゃん」にお会いし(私がDJになったのは玉川さんのラジオを聴いたのがきっかけだった)、大学生と朗読番組を制作し、瀬戸内のこえび隊で青春の夏を送り、祖母が天国へ旅立つのを見送り、Inter FM「Barakan Morning」のアシスタントになったことで人生で一番音楽を聴き、「ラジオってやっぱり最高だ!」と再確認し、そんな日々を経てすっかり生まれ変わったような気さえしています。

喜びと苦悩に満ち、めまぐるしくも、刺激的。
先日、事務所の忘年会の席でDJ TAROさんと「1年前の忘年会の時には、こんな日々になるなんて全く想像もつかなかった」という話をしていました。本当にそうです。
なにより、こんな1年を送ることが出来たのはただのラッキーで、そのチャンスを与え、チャレンジを支えてくれたたくさんの仲間や先輩方やリスナーさんに心から感謝です。ありがとうございました。
こんどは皆様のお役にたてるように、頑張ります。

謙虚に、よく働き、よく学び、よく食べ、いつも音楽が鳴っている。
来年も、そんな日々を送りたいと思います。

2013年、大変お世話になりました。
あなたにとって2014年が、健やかで豊かなものになりますように。


稲葉智美

2013/11/23

1969年8月8日@アビイ・ロード

 
 
ピーターさんが番組中「これなんだ?」と出してきたのが、上のポスター。
ポール・マッカートニーの来日に合わせて、ビートルズの『ABBEY ROAD』のジャケット写真が渋谷のギャラリーに展示されているとのこと。

なんだか間違いさがしみたいだけど、あの世界一有名なジャケット写真は、実は全部で6ショット存在している。メンバーが横断歩道を3往復して撮った中で、たまたま4人の歩幅が均等にそろったショットがジャケットに採用されているが、他にも左向き、ポールがサンダルを履いているもの(実は裸足だったのを初めて知った)、ロンドンバスのお客がこっちを見ているもの等。それに加えて裏表紙になっている1枚を加えた7枚の写真が、ロンドン以外で初めて揃うという、とてもすごい写真展だ。

横断歩道を4人並んで行ったり来たり。
オフショットの中に並べると、もはやアイコンのようになっているあのジャケットも、継続している時の中の一瞬なのだと、とても新鮮に観てきた。そしてビートルズの足跡を追って横断歩道にやってきたファンも、ポールがやってきて盛り上がっている2013年11月の日本もまた、その延長線上にあるのだ。
音楽プロデューサー森川欣信さんの寄稿文「1969年10月21日@新宿」に登場する「17歳になったばかりの僕」も、また然り。

渋谷の路地裏にあるSocial Tokyo Galleryで、12月3日(火)まで。

2013/11/10

Barakan Morning


Inter FM「Barakan Morning」にアシスタントとして加わり、「早起き」と「学び」の日々がスタートしてから1週間が経ちました。
毎日、ピーターさんから、スタッフさんから、リスナーさんから、たくさん勉強させていただいてます。「出勤している」というよりも「登校」していると言った方がいいような・・・早くナイスアシストが出来るように頑張ります!

Inter FM「Barakan Morning」 (76.1MHz)
Mon.-Thu. 7:00am-10:00am
DJ: Peter Barakan

http://www.interfm.co.jp/barakan/

Radikoでもお聴きいただけます。