毎月1日は映画の日!ということで、「Colorful」を観てきた。
自殺した中学生・小林真の体に入り込んだ魂「ぼく」。前世の罪を思い出すための修行が始まった、というストーリー。
この映画のキャラクターは主人公をはじめ、それぞれに心の葛藤があって人間らしい。お父さんやお母さんも完璧な人間には描かれていない。
アッキーナ演じるひろかが、美術室で黒い絵の具を握り締めて自分への嫌悪感を吐き出すシーンに涙。自分もこういうとこあるなって。そんなひろかを受け止める真のセリフにまたグッときて、さらに涙。
大人になればなるほど「自分はこうありたい。」「こうでないといけない。」と決め付けがちだけど、人はもともといろんな色を持っている。カラフルだからこそ美しいんだってことに気づかされる。
この映画を見終わった後、きっと、あなた自身をちょっとだけ好きになっていると思います。
実写にもできるリアルな内容を、あえてアニメで撮っているところが新鮮だし、効果的でした。アニメだからこそまっすぐ受け止められたセリフがいくつもあったし、アニメだからこそえぐくなりすぎず、大切なところが強調されている感じがした。リアルとファンタジーのちょうど真ん中が心地いい。
これはアニメ「なのに」かもしれないけれど、冬の夕焼けの空の色が絶妙!真の上着の色の変化もうまいなぁと思う。「カラフル」なだけに、使われている色にも注目を。
これも重要。二子玉川近辺の描写が細かい!ニコタマor大井町線ユーザーを「おおっ!」と言わせるはずです!(私、言いました。笑)
中高生のお父さんお母さんに、是非見てもらいたいな。
弟が高校生なので、私も親に薦めよう。
http://colorful-movie.jp/index.html