Turkish Pottery, 2016

Turkish Pottery, 2016

2013/02/05

朗読ライブ「Journey Back Home」

 
谷川俊太郎さんとレイチェル・チャンさんの朗読を観にBlue Note Tokyoへ。
 
今日は「無音」のおもしろさを見ました。
 
声を発する前の一瞬の「間」。
Dragon AshのAtsushiさんのしなやかな手が空を切るときの聞こえるか聞こえないかの音。
ピアノとウッドベースの音が消えかかったときの余韻。
空気が振動する音から、自分の心臓の音、飲み込んだレモンソーダが食道を通って流れていく音まで聞こえてしまいそうな、会場の空気の密度の高さ。
機械には録音できない「無音」という音がいっぱい聴こえるステージでした。
 
 
今年82歳の谷川俊太郎さん。
国語の教科書でも読んだ詩から、写真映画『ヤーチャイカ』、「質問箱」、「ピーナッツ」の翻訳まで、谷川さんの紡ぐ言葉に触れる機会はたくさんあったけれど、今夜はご自身の声を通して届けられるみずみずしい言葉にたっぷりと浸ることができてうれしかった。
 
職業「詩人」ってかっこいいな。
私にも書けるかな。