行ってきました!
「白隠展」@Bunkamura ザ・ミュージアム。
白隠は江戸時代に活躍した禅僧。大名から庶民まで幅広く仏の教えを伝えるために独学で画業を始め、たくさんの禅画と書を残した人です。
達磨も、布袋も、釈迦も、ユーモラスで愛らしく、いつまでも観ていたくなる宗教画の数々。
自由でのびのびとした書からは、今にも白隠先生の声が聞こえてきそうです。
白隠はとてもユニークなお坊さんだったらしく、キャラクターまで考案していています。
代参に行くと言って裕福な商家にお金をせびりに行く赤いふんどしの「すたすた坊主」も白隠の考案。すごくかわいいです。
人柄がにじみ出た書画を観て、会ったことがないのにファンになりました。
ときどき白隠につっこみを入れているような会場の説明書も面白く、とてもハッピーになる企画展でした。
私が白隠の書の中で一番心に刻んだのは、「動中工夫」。
動きながら工夫をすることは静中の百千億倍である!という教えです。
でも、百千億倍って・・・(笑)
白隠先生の教えに従って、いっぱい動こう!