イスタンブールからバスに揺られること約12時間、カッパドキアのギョレメに到着。カッパドキアはトルコ中部にある広大な奇岩地帯で、洞窟住居や地下都市が有名な世界遺産。そう、この景色をずっと見たいと思っていたの!!
ホテルに荷物を置いて早々、この日はカッパドキアのハイライトをまわる現地ツアーに参加することに。カッパドキアは見どころが何十キロにもわたるので、ツアーを使うと効率がいい。
いまからおよそ半世紀前に発見されたという、カッパドキアの地下都市。アラブ人の侵略から逃れたキリスト教徒たちが何万と住んでいたとされているが、その歴史の多くはまだ謎に包まれている。この地下都市、数十メートルもの深さがあって、各家族の部屋から食堂や礼拝堂、井戸、墓地なんかもある。本当に一つの街が地下に造られているという感じで、隣の地下都市につながっている通路まである。敵が襲ってきた場合は、可動式の大きな石の扉で侵入を防げるような仕掛けも。
今は観光客のために電灯がついているけれど、電気がなかった当時はどんなに暗い中で過ごしていたんだろう。
地上にも岩を掘った住居や修道院跡がたくさん残っている。光が届かなければ届かないほどきれいに残っているというフレスコ画も、見つけることができる。
そして、ここはウフララ渓谷。流れている水は、温かくないけど温泉なのだそう。川近くまで下りて行った辺り、上から見つけにくいような場所にはいくつもの洞窟住居があった。
私たちと同じツアーに参加していた人たちと。カナダ、アメリカ、ロシア、インド、日本。見学はもちろん、ランチも一緒なのでワイワイ遠足みたいで楽しい。折り紙を持参した母は、移動中の車の中でスターになっていた。それから、去年震災が起こったことについて温かい言葉をかけてもらった。本当にありがたい。
この日はホテルで夕食をとり、2晩ぶりにベッドに横になる。落ちるように熟睡。