先日、44回目の読書会が開催されました。
課題図書は、松本清張著『霧の旗』新潮文庫。
主人公の桐子は、老婆殺しの冤罪で投獄された兄を救うため一流弁護士を訪ねるも、弁護費用が払えないということを理由に門前払いされてしまう。兄は濡れ衣を着せられたまま獄中で病死。その後、桐子の弁護士に対する復讐劇が繰り広げられる・・・というストーリーです。
初の松本清張、おもしろい!
多くの放送関係者が映像化したくなる気持ち、めっちゃわかります。
高利貸しの老婆を殺害するというオープニングや、登場人物たち一人一人が受ける報復など、前回読んだドストエフスキーの『罪と罰』に対するオマージュのような印象を受けました。
これは映像作品も観てみたい。
クリスマス間近ということで、本のプレゼント交換もしました!
思い思いに選んだ本。やっぱり被ることはないんだね。しかるべき本が、しかるべき人のところへ行き笑顔があふれた一コマです。
ちなみに、以前ブログに書いていた私が選んだ本は、伊坂幸太郎の『SOSの猿』でした!
牧さんのところに行ったので、2人で感想を言い合おうと思います♪
私のところにやってきた本は・・・・
みうらじゅん著『郷土LOVE』角川文庫、です(笑)
著者を「先生」と呼んでいる佐野さんチョイス。
半分くらいまで読みましたが、私には無かった世界観で、
彼のユニークな人間性のルーツはここにあったのかと納得している次第です。
年末、田舎に帰ることだし、郷土愛を深めるため活用することとします。
どうもありがとう!