ムハンマド5世空港から列車でマラケシュへ向かう。
モロッコの鉄道は北西部の都市を結んでいて、それ以外の場所への足は主に長距離バスだ。車両には1等と2等があって、1等車はふかふかした座席のコンパートメントで快適。車内販売も回ってくる。
乗り換えのL'oasis駅で、私と同じように一人旅をしている日本人の女性と出会う。お互いすっぴんをサングラスで隠している。(笑) 「地球の歩き方」(これもお揃い)で、旅に必要そうなフランス語「お手洗い」とか「いくらですか?」などを共に学習。彼女は、新しい会社に転職する前の休みを使って、これから1ヶ月間旅するのだという。チュニジアに行く予定が、日本を出国した直後にチュニスの空港が閉鎖されてしまって、急遽行き先を変更しモロッコにきたんだと言っていた。旅行中、新聞やネットなどの情報から遠ざかっていたので、チュニジアやエジプトのことを帰国してから知ってびっくり。同じ北アフリカで、のほほんと旅をしていた私・・・。
名前も聞かないまま、彼女とはマラケシュ駅で別れてしまったけど、ロストバゲージに遭ったという荷物は無事戻ってきただろうか。
それからモロッコでは、ほとんど日本人に会わなかった。