Turkish Pottery, 2016

Turkish Pottery, 2016

2012/08/22

SUMMER SONIC '12



















今年も行ってきたぜー!SUMMER SONIC!!

一緒に行ったのは、上のフジロックメンバーです
(左から)山川牧さん、まきこさん、池田めぐみさん、ひろみさん、私。




















今年のリストバンドはブラックライトで光ってかっこよかったな。
そして。日焼けした腕は、フェスloversの勲章です!

いつもはマリンにビーチに動き回っているのに、今年は珍しく終日メッセにいました。
なので空調が効いていて驚くほど快適
こんなことが出来るのも都市型フェスならではですね。

そして移動時間がない分、より多くのアーティストのライブが観られました!
 




Tribes
Specter
Other Lives
Cast
The Cardigans
Hoobastank
Foster the People
Garbage
Tears for Fears
New Order
 


・・・そうです。
要は、マウンテンとソニックを行ったり来たりしていたのです。


特に楽しみにしていたのはFoster the People。もう、最っ高でした!

「え?2009年デビューですよね?アルバムまだ1枚しか出してないですよね?」

そんなことをみんなで話していたくらい、圧巻のパフォーマンスでした。

サウンドがエレクトロなので、どんな風にライブを組み立てるのかなぁ?と楽しみにしていたのですが、ずらりと並べたパーカッションを使っての骨太なサウンド!リズムが生な感じで、ソニックステージに集まったお客さんは踊りまくり!!
キャンセルかと噂されたジャミロクワイの裏でも、観て後悔させないライブ。
私も汗だくになりながら終始歌い、踊り、飛び跳ね、結果そのあと観に行ったGarbageのライブではフラフラで立ち上がれず・・・。それくらい夢中になったステージでした。

そして、今年の大トリは・・・・・
NEW ORDER!!!!!
























今回ライブを初めて観た私がNew Orderを語るのは恐縮ですが、
かっこよかった。観てよかった!
サウンドの中に100%ハッピーではない切ない高揚感みたいなものがあって、キュンとする!

ステージとPAの中間あたりの位置に陣取り、「New Order大好きっす!」みたいな男子に囲まれ、身長154cmの私は時々上空の新鮮な空気が欲しくなりながらも、汗の熱気と、繰り返されるリフと、いい音に包まれる濃密な90分。

お客さんも、リアーナをけってわざわざ足を運んでいる人たちなわけだから、本当にすてきな表情をしているんですよ!あの一体感の中に居られたのは幸せだったし、そんなたくさんの横顔にうっかり恋してしまいそうだったわー。(バカ)
マウンテンのトリというのは、マリンとまた違った良さがあるね。

そしてサマソニが終わってもなお、毎日聴いてしまう。
 

私がなぜNew Orderを観たかったかというと、もちろんCDで聴いてみて音楽そのものが好きだったというのもあるけれど、 私の周りのお兄さんお姉さんたちがみんな好きなんですよ、New Order
「あの頃の音楽は・・・」の「あの頃」を知っていることが、私にとっては羨ましいことで。
なのでちょっと背伸びじゃないですけど、一度体験してみたかったのです。


今回のサマソニはそんな風に、先輩の後について観に行ったアーティストも多かった。
一緒に行った皆さんはラジオ業界の先輩なので、熱のこもった解説付き☆

そういえば今までも、たいていの素晴らしい音楽は、年上のお兄さんお姉さんから教えてもらってきたな。




おしまいに。
この写真、牧さんが撮ってくれたんですけど・・・・























私はここ数年、音楽フェスというとジップロックに入れた柿ピーを持参しているのですが、なぜかみんな笑うんですよねぇ。。

でもね、タイムテーブルによってはおやつを買う時間がない場合もあるんですよ。
それに、ビール飲むならこーゆーのもあった方がいいじゃないですか。
ほら、みんなで食べられるし。
そのうえ、手も汚れない。
ね、ナイスアイディアでしょ?
フェスで私を見つけたら、もれなく柿ピーが食べられますので探してみてください。

ということで、この夏もありがとうございましたー!!

また来年ー!!

2012/08/14

深夜枠

いろいろ考え事してたら眠れなくなって、
本を読んでも良かったけれど、なんとなく夜じゅう音楽を聴いている。

深夜に聴くと、
普段聞こえない音まで聞こえてくるような気がする。

私のiTunesは今、アジカンを流している。


2003年のフジロック。
最終日の午前3時にもかかわらず、
ROOKIE A GO GOに1000人も集まって入場規制がかかったというアジカン。

深夜のアジカン。

そのときは、1000人のお客さんの耳にはどんな風に聞こえていたのだろうか。

今は、夜明けを推し進めてくれているように聴こえる。
いい1日を始められそうな予感がする。

Incognito

ここ1年くらい、来日するたびに観に行かせていただいていますIncognitoのライブ。
ふたたびBlue Note Tokyoへ行ってきました。
今回は、マーヴィン・ゲイやミニー・リパートン、あのマイケル・ジャクソンにまで曲を提供しているLeon Wareをフィーチャーして、さらに大所帯で来日していました。

彼らは、毎回エネルギーをくれて、音楽っていいなと思わせてくれる。

今回はドラムに新メンバーを迎えての来日。他のメンバーに聞いたところ、前までドラムを叩いていたピートは他でプレイしているとのこと。ブルーイが言うところの"地球離れした"ドラムが観られなかったのは残念だったけど、新しい2人もピートに劣らない素晴らしいプレイでした。

私が行った日はチケットがsold out。
客層も初期のIncognitoを知っている世代から、私くらいの年代まで幅広い。
ライブ中盤からは、会場総立ちでした。

いい音楽は、それだけみんなの心に届くんだね!

2012/08/13

瀧澤潔《津南のためのインスタレーション ―つながり― 地中でそっと暮らしているもの》

◆瀧澤潔 《津南のためのインスタレーション ―つながり― 
                     地中でそっと暮らしているもの》

こへび4日目。
この日は津南エリアにある瀧澤さんの作品でアート管理をしました。

一見足を踏み入れがたいこの建物、元々は着物工場だったんです。
十日町における3大着物メーカーの一つ「関芳」が、染色をしたり機織りをするための場所として昭和40年頃に建てたのだそうです。

作品番をしていると、この建物を建てたというおじいちゃん(81歳!)や、この工場でかつて働いていたという方がご来館。まるで記憶を辿るように、懐かしそうに観て行かれました。

かつて絹織物の産地として栄えた越後妻有エリア。地元の方とお話していて気づくのは、着物生産に携わったことがあるという方がとても多いということです。私の実家でもかつて結城紬のための養蚕をしていたこともあり、当時のエピソードをいつも興味深く伺うのですが、それにしても、こんな大規模な工場で着物を生産していたなんてすごいですよね。






そういう場所なので、この作品も「服」つながりなのではないかと思います。

お客さんの中に、5歳くらいの女の子がいました。
照明が暗いので、怖くてなかなか踏み入れられず、入り口でもじもじ・・・
しまいには「ふぇーん」と泣きだしてしまったのですが、お父さんに抱っこされて半ば強引に鑑賞。そしたらケロッとしていた顔で戻ってきました。「こわかった?」って聞くと、大きく首を振って「スヌーピーがいたの」と笑顔。女の子のお父さんによると、どうやら作品に使われた服の中にスヌーピー柄のTシャツがあったので、「ここは怖くないぞ」と思えたのだとか。(笑)




8月に入り、家族みんなで遊びに来てくれるお客さんも増えてきています。
そして子どもたちは、お父さんお母さんよりも作品の持つ空気にとても敏感です。
受付をしながらどんなリアクションをするのか密かに楽しんでいるのですが、中には飽きてしまう子も。なので、小さいお客さんにもアートを楽しんでもらえるように、作品のクイズを出したり、質問をしたりして、実はこへびもいろいろ工夫してるのです。

子どもが騒いだり作品を触りそうになったりするのが心配で美術館に連れて行かないというお父さんお母さん、もしかして多いんじゃなかな。そうだとしたらすごくもったいない。楽しむためのちょっとしたヘルプをしてあげるだけで、子どもたちの目はキラキラ輝くのにな。それにきっと、「アートって面白い!」って思えれば、騒いじゃいけない理由も、触っちゃいけない理由も自然と理解できるはず。

「大地の芸術祭」は子ども大歓迎で、中学生以下は無料ご招待です。
そのうえ、「子どもパスポート」なるものもご用意しています!
子どもたちにとっても、芸術祭が忘れられない夏の思い出になればいいな。



この風鈴は、3年前にはなかった作品。
地元の子供たちの素朴な質問や悩みに、訪れた人たちが答えるというもの。
質問回答を読んでいると、おもしろくて時間が足りなくなります。
もう一つ新作があるけれど・・・・しゃがんで覗き込んだ時の発見を楽しんでほしいので、写真は載せないでおきます。

この日、偶然にも瀧澤潔さんとお会いできました☆
作家さんとお会いできるのは、こへびをやっていて一番うれしい瞬間です。

2012/08/12

うなぎ


バテ気味な私を心配して、知り合いの方がうなぎを食べに連れて行ってくださいました。

行ってきたのは浅草にある「うなぎやっこ」。
創業200年、あのジョン万次郎や勝海舟も通った老舗のうなぎ屋さんなのです!



脂がのっていて、あっさりめのタレと よく合う!
フワフワほろほろで、もう、幸せの食感でしたー☆

なんといっても、勝先生が通ったうなぎ屋さん!
店内は和な内装の中にも、ステンドグラスの間仕切りがあったり、立派な暖炉があったり、どことなく洋テイストがあって、当時のお店もこんな感じだったのかなぁと想像・・・。

お店の入り口に置いてある甕には金魚がいたのですが、
やっぱり、いい餌もらっているのかしら?




















うなぎを堪能した後は、みんなで浅草寺へ。

18時過ぎということもあって、境内が徐々にライトアップされ、仲見世の提灯が灯り始める。
天ぷら屋さんが天ぷらを揚げる油のにおい。
昼間は観光地だった街が、だんだん夜の表情に変わっていく。

夕暮れ時の浅草も、なかなか良いものです。

Memories of Fuji Rock 2012

初フジロックの思い出。

あらためて、音楽っていいなーって思った。
また来年も行きたい!










2012/08/03

塩田千春《家の記憶》

◆塩田千春《家の記憶》2009


こへび3日目。

大好きな塩田さんの作品の中で1日過ごせるというのは、幸せなことです。
受付をしながら、空いた時間には板の間に大の字にねそべって作品を眺めたり、本を読んだり、うとうとお昼寝をしたり。幸せな時間でした。

この作品に使われた黒い毛糸の全長はおよそ44km
「ここから長岡まで行けちゃうわねぇ」と驚いているお客さんもいました。


張り巡らされた記憶の糸。記憶にがんじがらめにされている感じもするし、
記憶が住人を失った家を守っている感じもする。

糸の中に編みこまれたのは地元の皆さんの「いらないけれど捨てられないもの」。
それらもまた記憶によって存在することを許されている。

今日作品を見に来たご夫婦の会話。
「長く置いておけば、ほこりが付くだろうね」
「それはそれでいいわね」

時が流れてもなお、留まることができるというのはあたたかいこと。




2012/08/02

Fの会《いけばなの家》

Fの会《いけばなの家》
こへび2日目。
松代エリア蓬平にある《いけばなの家》は、9人のいけばな作家がそれぞれの作品を展示している古民家です。このおうちには池もあって、今回はその周辺にも作品が展示されています。
いけばなの家ではありますが、生花はありません。
木、さらしほうきぐさ、ビニールひもなど様々な素材を使ったインスタレーションです。
空間の使い方は、さすがいけばな作家さん。みごとに古民家と同化しています。
  




作品番をしていると、だんだん自分自身に家が日本家屋の主になったような気分になって、お客さんがいないときには玄関に打ち水をしてみたり、雑巾がけをしたりしながら1日を過ごしました。

出来るだけ多くの作品をまわるというのも芸術祭の一つの楽しみ方ですが、気に入った作品があればそこで腰を下ろしてのんびり時間を過ごしていくというのもありだと思います。
北川フラムさんが「アートはこどもみたいなものだ」と言っていましたが、作品も人と同じで一緒に時間を過ごしてみないと素顔が見えなかったりする。フレンドリーな作品もあれば、無口な作品もある。その時の天気や太陽の傾きで表情はコロコロ変わっていく。
作品やその空間に馴染んでいく感覚というのは、時間をかけてこそ味わえる贅沢です。


船の家

大地の芸術祭のサポーター「こへび隊」の活動記録&アートの覚え書き。

こへび1日目。

◆アトリエワン+東京工業大学 塚本研究室《船の家》









◆川口龍夫《未来への航海》







◆川口龍夫《水から誕生した心の杖》


越後田沢駅前の駅プロジェクト。
地元の方々も多くやってくる、おもしろい作品でした。


作品によく顔を出してくれる地元のおじさんの話。
「あの白い杖は兄貴のなんだ。若くに亡くなってしまったけれど、あれをついてこの辺りをよく散歩していた。名前のシールはデイサービスの人が貼ってくれたんだ。白い杖を見ると兄貴を思い出すよ」
天国にいる杖の持ち主に思いを馳せるアート。
そういえば、船の家の形はどことなく教会に似ている。