最近こんな本を読みました。
宇野維正『1998年の宇多田ヒカル』(新潮新書)
1998年の日本人は人類史上最もたくさんのCDを買っていたそうです。そしてその年は女性アーティストの当たり年。宇多田ヒカル、椎名林檎、aiko、浜崎あゆみ、みんな1998年デビューなんです。この4人に共通するのは、シンガー・ソングライターであり、キャリアを自らコントロールし、現在でも第一線で活躍しているという点。宇多田ヒカルさんは休業中ですが、まもなくアルバムが届くという話も聞こえてきています。それを踏まえた上で音楽ジャーナリストである筆者が「奇跡の1998年組」がなぜ特別な存在であり続けているのかを読み解くという内容です。
帯にこの4人の名前が書いてあって、思わず手に取りました。昨日のglobe特集でも少しお話ししましたが、90年代後半のJ-POPは私にとって「音楽の入り口」だったからです。ヒットチャートが面白かった時代、毎週ランキングをメモするのが趣味の小学生でした。そして椎名林檎さんにのめり込んでいった私は、林檎さんの作品を通して音楽の楽しみ方を学んでいきました。音楽マーケットのピークと、音楽の原体験の時期が重なったことは、自分がラジオを志す外的要因だったのかもしれない。そのことに、この本を読んで初めて気づきました。
本を一気読みしたあと過去の作品を引っ張り出して聴いていますが、音楽史に位置付けされた状態で聴くと、同じものでもまったく違うようにきこえるものですね。音楽シーンの変化に想いを馳せながら、それでも変わらない芯を持ち続けている彼女たちに尊敬の気持ちを抱く。その後1998年頃の音楽について人と話すことが多いのだけれども、それぞれにストーリーが飛び出して面白いです。
伊勢丹「ビューティアポセカリー」のBGMを選曲しました。
担当させていただくのは今回が3回目。
オーガニック化粧品や、自然派ワイン、ユニークな本などが揃っていて、私も伊勢丹にお買い物に行くと必ず立ち寄るお気に入りのフロアです。音楽は満月の周期に合わせて更新されています。
南米音楽やオーガニックサウンドを中心に、春に合う音楽をセレクトしました。
新宿にお越しの際は、ぜひお立ち寄りくださいませ。
同じ日から始まった「世界を旅するワイン展」も気になっています・・・
【場所】
伊勢丹新宿店 本館地下2階「ビューティアポセカリー」
【期間】
2/24(水)~3/24(水)まで
【公式サイト】
http://isetan.mistore.jp/store/shinjuku/floor/main_b2f/apothecary/index.html
以前と比べて、家での食事は和食が増えました。
洋皿に盛り付けてもいまいち見栄えがしないなあと思っていたところ、我が家で日本酒の会をやることになり、和食器を探すいい機会だということで骨董市に出かけました。
今回の戦利品はこの3点です。お店の方によると、上の2つは幕末〜明治のお皿らしいです。「幕末って、坂本龍馬の時代ですよね?!」と驚いてしまいました。そんな古いものが出回っているものなんですね。でも価格は新品のお皿と変わらないか、手作業を考えるとむしろ安いのでは?と思うくらいでした。私が目利きではないと察したお店の方は「まずはこの辺りを買いなさい」と実用的なお皿を見せつつ、高価な「古伊万里」や焼き物の歴史についてもいろいろ教えてくれました。和食器の世界は奥が深そう。それから「骨董市は朝早く来るといいよ」とも教えてくれました。朝7時ごろからお客さんが来るんですって。
今年のテーマ「Discover Japan」の研究も兼ねて、また骨董市に出かけようと思います。次は、江戸切子をねらいます。
バレンタインデーが近いので、チョコレート味の大豆バーを作りました。
自家製の無農薬大豆、ナッツ、チアシード、ドライフルーツが入ったヘルシーなおやつです。チョコレート以外に砂糖を入れないので、ダイエット中の方や、甘いのが得意じゃない方におすすめです。卵や牛乳を使わないので、冷蔵庫で5日くらい持ちますよ。私は少し寝かせた方がしっとり馴染んでいて好きです。チョコレートなしのプレーンも同じ分量で作れます。ドライフルーツの甘みだけでも十分美味しいですよ。
●材料● (15cm×8cm×6cmの型/6カット)
大豆おから 150g
ドライフルーツ 50g
ナッツ(チアシードを少量混ぜてもOK) 100g
ビターチョコレート 100g
小麦粉 50g
オリーブオイル 適量
●作り方●
1 チョコレートは刻んでから湯せんで溶かし、おからと混ぜておきます。
2 他の材料を全部ボールに入れて混ぜます。
3 オリーブオイルは全体がしっとりするように加減して入れます。
4 パウンドケーキ型に押し固めるようにつめて、180℃のオーブンで20分。
5 逆さまにして粗熱をとったら、ラップに包んで冷蔵庫でなじませます。
6 包丁で切り分けたら出来上がり!
●豆知識●
おからは、一晩浸水させた大豆をフードプロセッサーで撹拌させて搾れば手作りできます。使う前にレンジで火を通してください。搾った水分は火にかけてアクをとれば豆乳の完成!大豆バーと一緒にどうぞ。甘みが足りない方はハチミツを。