Turkish Pottery, 2016

Turkish Pottery, 2016

2012/06/04

稲の種まき

明日6/5は、二十四節季の上では「芒種=稲や麦など穀物の種を蒔く時期」だ。地域によって、またほかの作物との兼ね合いによって種まきの時期は違うけれど、私の地元では、今年は5/24に稲の種をまいた。

「手伝いに行くからね」と言っていたものの、なかなか日取りが決まらない。やきもきして、決まるのはいつかと聞いたら、母から「前日の夜かな」と返信が。たしかに、ベストなタイミングというのは気温の上がり具合や天気によって変わるのだから、人間様の都合でまいてもいい米は作れない、ということを学ぶ。

稲葉家の人々は、先祖代々自分の家で作ったお米を食べてきたので、私自身もタイでタイ米をお土産に買った以外はお米を買った経験がないのだけれど、いつも食べている米がどんな過程を経て作られているのか実はよく知らなかった。なので今年は、26歳にして種まき初参加。

我が家の米作り総監督である父の指示で作業スタート。
稲作はまず、種を水に浸すところから。


種まきの日に、種をむしろの上に広げ天日で乾かす。この時点で種は芽が出かかっていた。

















 これが種まき機。苗箱がベルトコンベアーで流れていく間に種→水→土の順に落ちて、種まきが自動で完了、超便利!一見「なんだ、機械でやるなら簡単じゃん」と思ってしまうのだが、稲の種まきは、その土の入った苗箱を重ねたり並べたりする作業が実は力仕事でとても大変。苗箱を並べ終わえるまで、大人5人、半日かけての作業だった。

これで、あとは芽が出てくるのを待って、数センチに伸びたころに植え付けをするそうだ。

自然が相手だから、きっかり何日後に植えればいいとか、種を何キロまけばどれだけ収穫できるなどというマニュアルはもちろん一切ない。そんな中、品種や種の量や作業日を自分のさじ加減でパッパと決めていく父を、ちょっと尊敬した。もちろん毎年のことだから、経験から大体こんなところというのはあるのだろうが、その感覚、私も欲しいと思った。

農ガール、まだまだ新米。