Turkish Pottery, 2016
2011/12/31
大晦日
今年最後の太陽を見送りました。
2011年の辛かったこと、悲しかったこと、悔しかったこと、そして嬉しかったことに手を振って、
また新しい年が迎えられることに感謝です。
私の友達がSNSの日記で今年1年を振り返っていた中で、
素敵な言葉を書いていたのでここに覚え書き。
「わたしたちは知っているのです、
苦難は忍耐を、 忍耐は練達を、
練達は希望を生むということを」
彼女と同じミッションスクールに通っていた高校時代に出会った言葉。
久しぶりに目にして、心にずしんときました。
だいじょうぶ。苦難多き1年だったからこそ、来年はきっと希望に満ち溢れた年になる。
両手を大きく広げて、2012年を迎え入れましょう。
今年1年、お世話になりました。皆様、よいお年を。
稲葉智美
2011/12/23
『続・日々の100』
やっと買いました、『続・日々の100』。
「暮しの手帖」編集長の松浦弥太郎さんが愛用しているアイテムとそのストーリーが、1アイテム見開き1ページで100点紹介されているエッセイの続編です。先月発売になってましたが、松浦弥太郎さんの本は、たとえ他の本屋さんで見つけてもCOW BOOKSに足を運んで買うというのがこだわりです。なぜかというと、COW BOOKSで買った本には松浦さんのサインが入ってるのです。
レインボーペンシルで書かれたサイン。『日々の100』の中にもこのサインのお話が載っています。
「暮しの手帖」は、私の母が昔から愛読していた雑誌。大人になった今、私も手に取るようになりました。ブログのタイトルからしてもそうですが、いろいろと影響を受けています。愛おしくなるような日々を送るためのヒント。それが「暮しの手帖」や松浦さんが書く本にはたくさん詰まっているのです。
ゆず湯につかりながら、35個目まで読みました。「断捨離」なんていう言葉が流行しましたが、ストーリーのある本当に大切にしたい持ち物に囲まれて日々を暮したいものです。
2011/12/07
赤メガネの会合宿in熱海
読書会「赤メガネの会」の合宿に行ってきました。場所は熱海!「読書合宿ってなにするの?」といろんな人にきかれたんですが、まずは熱海までの東海道線の電車のなかで各自読書。熱海駅で集合して、雨なのでボーリングです。(笑)
スコアをこの紙につけるというのは初めてだったけど、このスコア、結構ガチだと思いません?文武両道を目指すのも良いではないかということで、新たにボーリング部が発足しました!
熱海なので、ランチは干物定食を食べる!魚が本当においしくって、ごはんと温泉目的で日帰り旅行もいいなぁと思いました。
そして、チェックイン後に課題図書『O・ヘンリ短編集』の読書会。秀逸なstory tellingの数々。「落語の小話に似てるよね」という意見があり、なるほどと思う。 全部の話にちゃんとオチがあるので、だんだんオチを予想しながら読んでいくようになります。「海外のCMにありそう」という意見も。私は旅先で読むのにいいなーと思ったんですが、アメリカのホテルには聖書とO・ヘンリの本があるということをメンバーから聞き、納得。どんな人にも薦められる本なので、さすが名作といった感じ。
自由時間は、読書タイムです。この時私が読んでいたのは、以前ブログにも書いた萩原朔太郎の詩集。その本越しに見えるメンバーの姿。ステキだったのでこっそり写真を撮っちゃいました。本の話は今までたくさんしてきたけど、メンバーが本を読んでいるところというのはほとんど見たことがなかったな。「モテたければ、本を読め」というのは、あながち間違ってないかも。
私は露天風呂で温泉読書をしてみました。じつは、山梨の温泉でも温泉読書したことがあるんだけど、こういう時は美味しいものの楽しい話がいいかと思い、読みかけだった北大路魯山人『魯山人味道』を読む。 出たり入ったりしながら1時間ぐらい読んでたので、後から入ってきた子供に不思議がられました。(笑)
夜はボジョレーで乾杯し、自由図書(合宿までに読んだ本)を紹介。お酒を飲みながらなので話が弾み3時間くらい本ばなし。そのあと私は先輩方にいろいろ相談に乗ってもらい、夜は更けていき、結局寝たのが深夜4時前でした。
それでも、翌朝はちゃんと起きて7時から早朝読書。そのあと朝ごはんを食べ、チェックアウトまで合宿中読んでいた本の紹介。私はその日山梨入りだったのでお昼前には電車に乗ったんですが、ほかのみんなはバッチリ熱海観光して帰ったそうです。
今回は1泊だったけど、今度は2泊とかして宿にこもって本を読むのもいいかも。次はどこに行こうか?と今から話してるところです。
ワインツーリズム~後編
メイン会場にやってきた私たちは、おいしいごはんでエネルギーチャージ。椅子とテーブルになっているのは、なんと、いろんなワイナリーの名前が入ったブドウ収穫用の箱!ちなみに、一箱で10kgくらいのブドウを入れられるんだそうです。
いおりんとディレクターにも会いました☆
午後最初に向かったのは「白百合醸造」。ここでもブドウ棚を見学したり、テイスティングセミナーを受けたりしました。初めて見たのが、貴腐ブドウ!こんなにカビカビだったなんて、衝撃。貴腐ワイン、フォアグラなんかと一緒に飲むと倒れるくらいおいしいんだよなぁ・・・。
「麻屋葡萄酒」のテイスティングスペースで、Assemblageという山梨の若手醸造家たちがつくるグループのポスターを発見。「肉じゃがと一緒に」って、いいね!日本でできたワインが、日本食と合わないわけがないもの。ワインって農産物だと思うから、ちゃんと地産地消するためにも日本ならではのいろんな飲み方の提案があったら、買う私たちも楽しみ方が広がる気がする!
番組の「Feel Fine」でワインを紹介するときに豆乳鍋!酢豚!焼き鳥!生春巻き!と言ってたのも、「肉じゃがと一緒に」というこのフレーズがずっと頭に残ってたからです。
いつかさし飲みしてみたい!!(笑)Assemblageのサイト:http://www.elevage.jp/
さて、最後に訪れたのは「原茂ワイン」。日が暮れてブドウ畑の中の道で迷子になって、ちょっと怖かったけど、無事たどり着きました。大きな日本家屋の土間にテイスティングカウンターがあって、2回はカフェになっているとてもおしゃれなワイナリー。暖炉もあって、雰囲気がいいです。
原茂ワインのワインは、味はもちろんラベルのデザインが可愛いので、覚えておくとプレゼントに迷った時に外さないひと品かも。
結局6人で9本のワインを購入しました!今回のワインツーリズムでは「アジロン」という、ブドウ品種に出会いました。お花のようなフルーツのような、強くうっとりする香り。まるで媚薬、ネコにまたたび。これをいつあけるのかというのも、また悩ましい1本です。
ワインツーリズム~前編
秋の思い出、ワインツーリズム!初めて、6人で参加しました。
2日間限定で、山梨のワイナリーが大々的にテイスティングや見学ツアー、イベントを行うというもの。勝沼・塩山エリアをまわってきたんですが、購入したワインをぶら下げたご機嫌な人たちが町のあちこちにいるという、なんとも楽しい1日でありました。
「山梨ワイン」。
自社畑を案内していただきました。2007年から耕さない・除草しない・肥料あげないという自然栽培を行っているそうで、山梨ワインの野沢たかひこさんが、ふかふかな土を手にとって見せてくださったのがとても印象的でした。「認証取るのはめんどくさいけど、ちゃんと減農薬」というのがブドウ作りの姿勢だそうで、とても共感。そういう風に頑張ってる作り手さんって、県内にもまだまだいるんだろうなーって思う。
値段とか、ラベルに表れない価値を発見できるのも、ワインツーリズムのすてきなところ。
自然酵母で発酵させたワインもありました。すごいなあ。自然派ワインは自分が狙ったような味にするのは難しいんだそうで、作り手さんでさえ栓をぬいたときに初めて「こうなったのか」とわかるのだとか。一週間経ってやっと香りが開いてくるということもあるそうです。
古い古い日本家屋にテイスティングスペースがあって、私たちも座敷でテイスティング!これまたすてきで、早くも山梨のワイン文化の洗礼を受けました。
道を歩いていると、地元のJAの方?「半公認」の案内所を発見。(笑)今年獲れたという柿をいただいた。「柿を食べるとね、酔いが覚めるからいいんだよ」という悪知恵も。こういう温かいおもてなし、うれしいです。
道を歩いていたら、樽が置いてあった。
どうやら勝手に試飲していいらしく、「ここは天国か!!」と一同。
これが運命の出会いで、さっそくお買い上げ!岩崎醸造の「ホンジョーオールド」は10年くらい寝かせた甲州の古酒で、辛口ですっきりしていながらも、深みがある味。「あ、おせちだ」と浮かんだ1本なので、お正月までキープです。一升瓶ワインが富士山ラベルであって、これを実家に送っておくというのでも良かったかもしれない。こんなワインが1000円台で。思わず「この値段でいいんですか!?」と聞いてしまった。
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